彼女と六本木で待ち合わせ。
午後にヒルズで映画を観ることにしたので、その前にヒルズのお店にランチの予約を入れておいた。
66プラザを抜け、けやき坂の六本木ヒルズレジデンスに向かう。
今日のお店は人気のイタリアン、『ラ・ブリアンツァ』。
既にお昼休みの時間は過ぎているが、店内は満席。
スタイリッシュなインテリアを撮影したいが、天井部分のみ撮影。
入り口を入るとバーカウンターとカウンター席があり、隣のダイニングルームはワインボトルとワイングラスの棚で隔てられている。
私達のテーブルは、ワイングラスの棚のすぐお隣。
外は暑かったので、ランチのお供はスプマンテをボトルで。
ロンバルディアのレ・マルケジーネが造る、フランチャコルタ、エクストラ・ブリュット。
しっかりしたフランチャコルタなので、スパークリング用ではなく大きめのグラスで飲んで下さいとのこと。
素晴らしい泡立ち。
グレープフルーツ、洋梨、青リンゴに加え、ハチミツのニュアンス。
果実味も熟成感もあるので、このグラスで飲んで正解。
ノンドサージュで造られ、瓶内二次発酵、熟成期間は25ヶ月。
セパージュは不明だが、ぶどうはシャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ネロ。
フランチャコルタのお供は、黒オリーブのフリット。
このフォカッチャが美味い。
どんどん食べたくなるが、メイン料理に残しておかないとソースが掬えなくなる。
前菜は、二人とも同じものを選択。
広島県産かなわ水産の生牡蠣。
広島の牡蠣は小粒だが、それにしても右側のは小さすぎて食べた気がしない。
彼女のも一つは小さく、苦笑い。
彼女のパスタは、リグーリア風バジルペーストのスパゲッティ。
彼女がバジルを選ぶとは珍しい。
バジルが苦手だったが、三カ月ほど前から急に好きになったのだと言う。
このパスタはとても美味しいとのことで、牡蠣が外れだったので、ここを選んだ私としてはほっとする。
私のパスタは、甘いトマトのスパゲッティ。
ポモドーロソースが好きなので、何時も同じようなパスタを頼んでしまう。
このパスタ、驚くほど美味しい。
量がたっぷりあるので、これでお腹がいっぱいになってしまう。
フランチャコルタを飲み干してしまったので、白ワンをグラスで。
カンパーニャのラ・グアルディエンセが造る、ヤナーレ、ファランギーナ・デル・サンニオ、2017年。
柑橘系の香りを持ち、飲み進むうちにパッションフルーツやパイナップルのニュアンスが出てくる。
ぶどうは、ファランギーナ1005.
メインは、彼女も私も魚料理を選択。
愛媛県産真鯛のグリル。
こんがりと焼かれた真鯛が香しい。
身は肉厚でジューシー。
彼女が白ワインをもう一杯飲みたいというので、ヴェルメンティーノを注文。
リグーリアでテレンツォーラが造る、コッリ・ディ・ルーニ、ヴェルメンティーノ、フォッソ・ディ・コルサーノ、2016年。
コッリ・ディ・ルーニは、リグーリアとトスカーナにまたがる地域で、フォッソ・ディ・コルサーノは山の上にある畑の名前。
キリリと引き締まった果実味と、活き活きとしたミネラルのバランスが素晴らしい。
これは美味いヴェルメンティーノだ。
どのワインも美味いが、ランチでこんなに飲んでしまって映画館で寝てしまわないか心配。
ドルチェも二人とも同じものを選択。
マスカルポーネたっぷりのティラミス。
〆のコーヒーは、セガフレード。
濃いコーヒーで酔いを醒まさなくてはと思う。
稲葉マネジャーから、『ラ・ブリアンツァ』が日本橋に新しくオープンするお店、『フォカッチェリア ラ・ブリアンツァ』について情報を仕入れる。
リグーリア料理のお店なのだそうだ。
お店をあとにし、ヒルズに戻る。
上映開始まで時間があるので、少し散策することにしよう。
六本木ヒルズで彼女と過ごす楽しい午後は続きます。