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Channel: ワインは素敵な恋の道しるべ
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彼女と初めてのお店でフレンチ・ディナー、ラス、表参道

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五月末のこと、彼女と表参道で待ち合わせると、人気のフレンチ・レストラン、『ラス』に向かう。

 

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『ラス』は横道から更にビルの細い通路を入った奥にあるのでわかりにくい。

そこで、横道に面した場所にある姉妹店の『コルク』を探し、その横を入ればすぐに行きつくことが出来る。

 

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以前から行きたいとと思いながら機会がなく、やっと訪問できたので期待は大きい。

 

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開店時間と同時の予約だったので店に客の姿は少ない。

それでも既に数組の客がテーブルに着いているのは驚きだ。

 

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スタッフは今から押し寄せる客への対応準備に忙しそう。

今夜も満席で、多くは二回転の予約が入っている。

 

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テラス席もある。

天井も壁もガラスで覆われているので明るく、雨の日も利用することが出来る。

 

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ナイフとフォークのセットが無いと思ったら、テーブルの引き出しの中に入っていた。

 

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テーブルに着くと、早速最初のワインが出される。

ポメリー、ブリュット・ロワイヤル、マグナムボトル。

今夜はワインのフル・ペアリングをお願いしている。

最初に尋ねたところ、ペアリングにはデザート・ワインが含まれるとのことだったので、デザート・ワインが苦手な彼女のために、それを外して普通のワインに変えてくれるように頼んだ。

 

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甘口だったシャンパーニュに、ブリュットという革命をもたらしたのがこのポメリー。

そのスタンダード・キュヴェもマグナムとなると一層熟成感が増して美味い。

セパージュは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエが1/3ずつ。

 

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水を下さいと言うと、「ガス無しですか、ガス入りですか」との回答。

「え、ミネラルウォーターなのですか。それならコンガスでお願いします」と注文。

届いたのは、イギリスのヒルドン・ナチュラル・ミネラルウォーター。

大したことではないが、後からくる他のテーブルを見ると、何も言わなくても普通の水がどんどん注がれていて、ミネラルウォーターを飲んでいる人は居ない。

何だかちょっと不可思議。

 

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最初に出されたのは、グリーンピースのワンショット。

下半分は冷たく、上半分は温かいスープ。

『ラス』のメニューは、”お任せコース”一種類のみ。

どんな料理に出会えるのか楽しみだ。

 

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オーストラリア、タスマニアのジョセフ・クローミーが造る、ルビー・ピノ。

 

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ピノ・ノワールから造られたフォーティファイド・ワインで、アルコール度数は18.5%。

裏ラベルには、フルーツケーキ、完熟したチェリーやプラムの味わいと書かれている。

 

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続く料理は、『ラス』のスペシャリティ。

 

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封を切ると、中から現れたのはフォアグラのクリスピーサンド”赤ワイン味”。

バルサミコのジャムが使われていて、これは美味い。

甘いワインが苦手な彼女は、「フォアグラに合わせて出されたので仕方がないわね」と苦笑い。

 

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イタリア、ヴェネト州のアッラ・コスティエッラが造る、リフレッシ、ロザート、2018年。

アッラ・コスティエッラは、家族経営の小さなワイナリーで、海岸沿いにぶどう畑があることから、アッラ・コスティエッラ=海岸沿いと名付けられた。

 

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オレンジワインのような色に写っているが、実際にはもう少し赤みがかったロザート。

ぶどうはメルローとラボーゾで、栽培はビオディナミ。

 

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自家製ブッラータチーズとアメリカンチェリーのサラダ、バジルとレモンゼスト。

アメリカンチェリーのソースが掛けられている。

スタッフがテーブルサイドで料理の説明をしてくれるのだが、聴き取れないくらいの早口でまくしたて、説明が終わりきらないうちにテーブルを離れてしまうので質問も出来ず、何が何だか皆目わからない。

ここのスタッフは忙し過ぎるようだ。

 

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オーストリアのセップ・モーザーが造る、ファンダメンタル、2017年。

 

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セップ・モーザーはオーストリアを代表する自然派の造り手。

ぶどうはグリューナー・ヴェルトリーナーで、栽培はビオディナミ。

 

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フロマージュ・ド・テット、豚すね肉とマスタードのソースのミモザ風。

 

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フロマージュ・ド・テットは、豚の頭を使って作る煮凝り料理のこと。

これは豚すね肉を用いかなりアレンジされているが、名前はともあれ美味ければ問題ない。

表参道の人気のフレンチ、『ラス』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 


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