家籠りの毎日に、ウォーキングは欠かせない。
でも同じ場所を歩いているだけではつまらない。
という訳で、今回はパピュ~ンと北関東へ。
ウォーキングの途中に撮影した花々のご紹介。
(写真は10日程前のものです。)
まず見つけた花は、牡丹。
牡丹と芍薬は見分けにくい。
どちらもボタン科ボタン属で、英語名はどちらも”peony”。
見た目はそっくりなのだが、二つの植物には大きな違いがある。
牡丹は樹木なのだが、芍薬は草なのだ。
そして牡丹の方が開花時期が少し早い。
蕾でも見分けることが出来る。
牡丹の蕾は先端が尖っているが、芍薬の蕾は真ん丸なのだ。
でもこうして花が咲いているのを見ても、見分けがつかない。
もう一つ違いが判るのは、葉の形。
牡丹の葉は先が三つに分かれてギザギザがあるのに対し、芍薬の葉は丸みがあってギザギザがない。
これは別の場所で撮影した牡丹。
このとおり、蕾の先端が尖っている。
そして一週間後、こんなに綺麗に開花した。
ピンクの花のお隣には、黄色の牡丹。
このフワフワの花のヴォリューム感がたまらなく良い。
この写真では牡丹と芍薬の違いがよくわかる。
右の背が高く既に開花しているのが牡丹で、左に少しだけ写っている背が低くまだ蕾なのが芍薬。
芍薬の蕾が丸いのも、葉に丸みがあって先が割れていないこともよくわかる。
アヤメも咲いているのは驚き。
五月初旬が開花時期だが、今年は四月下旬になったばかりでもう満開。
アヤメ、花菖蒲、カキツバタも見分けにくいが、水辺ではなく普通の土壌に咲いているので、カキツバタではない。
次に背丈がそれほど高くなく、花も大輪ではないので、アヤメだと判断した。
これは別の場所で撮影した花菖蒲。
高さは80~90cmほどもあり、花は大輪でゴージャス。
古利根川の遊歩道は距離があるのでウォーキングには最適。
岸辺にはソメイヨシノが並び、開花の時期にはとても美しかったに違いない。
ソメイヨシノは葉桜となっているが、八重桜はまだ満開。
川の反対側の遊歩道を戻る途中にも、八重桜。
川面にはコガモが一羽。
他の鴨は北に渡ってしまったが、羽に怪我をしたのか何らかの理由で一羽取り残されたのだろうか。
カルガモはまだ20羽ほどが残っている。
春の暖かさの中で、元気に泳いでいる。
カルガモたちの旅立ちももうすぐだ(今日現在では既に北に渡っています)。
ここからはお家ワイン。
家籠りが長引くと、アルコール類の消費量も増えてしまう。
四月になって既に2ダースのワインを購入したが、外出自粛が長引きそうなので、もう少し買い足した方が良いかもしれない。
この夜に抜栓したのは、イ・クロッピ、アルバーナ・ディ・ロマーニャ、セッコ、DOCG、2018年。
造り手は、エミリア・ロマーニャ州のイル・チェッリ。
アルバーニャ・ディ・ロマーニャでは、アルバーニャ100%で造られる白ワインのみがDOCGに指定されている。
辛口のセッコ、中甘口のアマービレ、甘口のドルチェとパッシートがあり、今夜のワインは辛口のセッコ。
このワインは神楽坂の『イル・グスト ドルチェ・ヴィータ』で購入した。
昨年11月に開催されたnaonaoさんのコンサートの前に、ここでmayuさんとアペロした時に色々試飲し、二人とも同じこのワインを購入。
グラスに注ぐと、とても濃い黄金色。
果実香はとても控え目で、軽いエステル香。
これは酸化か熱劣化があるのではと、少し心配になる。
口に含むと、熟成した洋梨やアプリコットのニュアンス。
しっかりした酸とミネラルもあり、バランスが良い。
それにしても、かなりのセッコ、辛口で、後味に甘みを残さない。
ボディが強いので、魚料理だけでなく、豚肉や鶏料理に合わせても美味しそうだ。
今夜も楽しいお家ワインでした。