友人達と広尾のフレンチでランチを楽しむことにした。
外出自粛明けのオフ会第二弾である。
まずは広尾駅でnaonaoさんと待ち合わせ。
都心に人出が戻ってきたとは言っても、平日の昼なので街を行き交う人は少ない。
「神戸屋」のあとに今年の三月に出来た「トリュフ」には、入店待ちの行列。
店内に入ることが出来る人数を制限しているので、待ちが発生しているようだ。
naonaoさんをご案内したのは、広尾商店街から路地を入った先にある、こじんまりとしたお店。
『ラ・トルチュ』は吉野建さんのお店。
タテルヨシノと言えば、銀座の高級フレンチ、『レストラン タテル ヨシノ』を思い出すが、吉野さんが一番やりたかったお店は、こんな暖かみのある寛げるお店なのだそうだ。
昨年、吉野シェフとお会いした時の記事はこちら。
汐留の『タテル ヨシノ ビズ』が閉店してしまい、ここも休業が長く続いたので心配したが、再開されてほっとしている。
店へのアプローチの横には、お店の皆さんが育てている植栽がある。
その先にはテラス席。
ここではペット連れでも食事をすることができる。
植栽の中にはミニトマト。
幾つかはもう収穫できそうだ。
私達のテーブルはお店の一番奥、絵画と雄鶏の像が並ぶ壁の前。
(写真は食後に撮影。)
営業自粛前はランチ時は満席の人気店だったが、今は入店できる客の数を制限しているので店内はとても静か。
私達がゆっくり飲みながら食事をしているので、13時半には店内には私達四人だけとなった。
メンバー四人が揃い、白ワインで乾杯。
今回のメンバーは、kennyさん、naonaoさん、pink bouquetさん、そして私。
選んだワインは、ジャン・バティスト・ポンソが造る、リュリー、オン・バ・ド・ヴォヴリー、2017年。
「ユキさんはリュリーがお好きですよね」とnaonaoさん。
そう、クローディ・ジョバールのリュリーはシャルドネもピノ・ノワールも好きでよく飲んでいる。
ジャン・バティスト・ポンソはブルゴーニュで注目の若手醸造家。
リュリーから、シャサーニュ・モンラッシェやピュリニー・モンラッシェと肩を並べるワインを生み出していると評価されている。
リンゴ、レモン、アプリコットの香り。
口に含むと柑橘系の果実味と上質のミネラル、活き活きとした酸のバランスが美しい。
後味にはグレープフルーツの軽い苦みを持つ、引き締まった辛口。
ぶどうは、シャルドネ100%。
ぶどう栽培はリュット・レゾネで、ビオロジックに転換中なのだそうだ。
アミューズにはローズマリーの葉が添えられている。
店の前の植栽にローズマリーがあったかどうか後で見てみようと思う。
温かいバゲットには、バター。
naonaoさんが居らっしゃるので、話しは音楽の話しが中心となる。
ブダペスト、ウイーン、ニューヨークのオペラハウスの話しや、アイーダで眠くならないか、フィガロの結婚は好きか、ワーグナーのニーベルングの指輪を全編観たことがあるかなど、楽しい話しは尽きない。
サラダ・ニソワーズ。
ニース風サラダにはゆで卵、オリーブ、ツナは必須アイテム。
もうひとつの定番のジャガイモは見当たらない。
周りを炙った鮪が美味い。
ところで、kennyさんは日本ハンガリー友好協会の理事もされている。
私も好きな国なので、ハンガリーのお話しは何時も楽しい。
お陰でヘレンド展にも行くことが出来た。
ブダペスト展にはkennyさんにご同行いただき、pink bouquetさん、KEiさん、ちぃさんと共に鑑賞することが出来た。
ヘレンド展の記事はこちら。
ブダペスト展の記事はこちら。
広尾のフレンチ、『ラ・トルチュ』で友人達と過ごす楽しいランチは続きます。