外出自粛で延期となっていた”三田ハシゴ酒”をようやく実施。
三田駅でちぃさんと待ち合わせると、目的の場所に向かう。
向かった先は、東京港醸造。
ここは2011年創業の、東京芝の地で酒造業を営む蔵元。
2011年創業と言っても、その前身の酒蔵の歴史は古い。
1812年創業の造り酒屋、若松屋が前身で、1911年に蔵を廃業したのを、その七代目が2011年に再興したのだ。
小径の片側にあるのは、売店。
中を覗くと、KEiさんがお買い物中。
(写真はKEiさんが店を出た後に撮影。中のおじさんはKEiさんではありません!)
今夜は、KEiさん、ちぃさんと私の三人の会。
売店の向かい側にあるのが、醸造所。
僅か22坪の敷地に建つ4階建てのビルで、日本各地から取り寄せる酒造好適米を用い、東京都の水道水を仕込み水として使って酒造りが行われている。
今回の目的は、蔵の前にあるこのキッチンカー。
ここで東京港醸造の酒を色々試飲できる。
酒の肴も置かれているが、持ち込みも自由。
さらに近所の提携飲食店で料理を注文すれば、出来上がった料理をここまで配達してくれるのだ。
さて、何を飲もうかと貼り出されているリストをチェック。
純米大吟醸もあるし、あまざけもどぶろくもある。
どぶビーという面白い飲み物もある。
純米吟醸酒は、この”本日の江戸開城”に記載されている。
KEiさんとちぃさんが注文したのは、どぶビー。
どぶろくをビールで割った飲み物なのだそうだ。
使われているビールは、よなよなエール。
よなよなエールは長野県佐久市のヤッホーブルーイングの製品。
私が選んだのは、江戸開城 純米吟醸 愛山。
なみなみと注いでくれたので、キッチンカーからテーブルに移す時にこぼれてしまった。
兵庫県産の愛山は、希少な高級酒造好適米。
芳醇な味わいが素晴らしい。
使用酵母は、協会901号。
三人で乾杯。
お二人のどぶビーの泡がきめ細かで美味しそうだ。
水餃子。
麹味噌のたれが美味い。
ミートボール。
中にチーズが入っている。
これは三皿注文。
サービスしてくれたあまざけでも乾杯。
蔵人と色々お話ししながら飲む酒は最高。
近くの居酒屋から取り寄せたアジフライ。
出来立ての熱々が届く。
「この辛子、まるで〇〇〇だね」と大笑い。
キッチンカーにはソース等も揃っている。
このアジフライが美味しく、次はこのお店に飲みに行こうと話が盛り上がる。
ここがそのお店、魚串専門店、『魚串さくらさく』。
私の二杯目は、江戸開城 純米大吟醸 原酒。
純米吟醸は90mlの提供だが、純米大吟醸は同じ価格で45mlとなる。
米の旨みとキレの良さを兼ね備えた、素晴らしい完成度。
45mlを注いでくれたあと、更に注ぎ足してくれた。
兵庫県産特等山田錦を45%まで磨き込み、協会1901号酵母で仕込まれている。
再び三人で乾杯。
KEiさんは、江戸開城 純米吟醸 美山錦。
長野県産美山錦を60%まで磨き、使用酵母は協会901号。
ちぃさんは、江戸開城 純米吟醸 山田錦。
兵庫県産山田錦を60%まで磨き、使用酵母は協会901号。
三杯目のお酒は、気になっていた珍しいもの。
江戸開城 純米吟醸 キヌヒカリ All Tokyo 生酒。
東京都産の食用米のキヌヒカリと東京都水道局の水道水を用い、東京酵母で仕込まれた、All Tokyoの酒なのだ。
またまた三人で乾杯。
KEiさんの酒は、江戸開城 純米吟醸 山田錦 生酒。
蔵人のお薦めは一回火入れだったが、KEiさんは生がお好きでこちらを選択。
使用米は兵庫県産山田錦、精米歩合は60%、使用酵母は協会1901号。
ちぃさんのお酒は、私と同じく江戸開城 純米吟醸 キヌヒカリ All Tokyo 生酒。
適度に気持ち良くなった三人は東京港醸造をあとにし、第一京浜から桜田通りに入り、更に三田地蔵通りに進む。
桜田通りを渡る時には、何故か何時も東京タワーを撮影してしまう。
友人達との楽しい三田ハシゴ酒は続きます。