ある日のウォーキング、大きな花を咲かせたタイタンビカスを見付けた。
そこで今回はウォーキングで見付けたアオイ科の花を取り上げることにする。
タイタンビカスは三重県津市の赤塚植物園が開発した新品種。
アメリカフヨウとモミジアオイの交配種で、大きな花を次々と咲かせる園芸品種。
花の大きさは、直径25cmほどもある。
この品種はピーチホワイト。
この花も25cmを越えている。
品種名は、アフロディーテ。
花の大きさがわかるように、手を突き出して拳と較べてみた。
交配品種だが、両親のアメリカフヨウとモミジアオイと同じアオイ科フヨウ属に分類される。
花言葉は、”美しさ”、”新しい恋”、”繊細な美”、”伝統”。
これがタイタンビカスの片親のアメリカフヨウ。
花の大きさは20cmほどもある。
タイタンビカスの花がアメリカフヨウから受け継がれていることがわかる。
この花も、アオイ科フヨウ属。
花言葉は、”ひごとの美しさ”、”しとやかな恋人”、”はなやかな生活”。
そしてこれがもう片親のモミジアオイ。
花の大きさは20cm近い。
アオイ科フヨウ属の植物で、葉がモミジのようなことからこの名が付けられた。
花言葉は、”温和”、”穏やかさ”、”優しさ”、”努力の賜物”。
今、街のあちらこちらで見掛ける似た花は、ムクゲ(木槿)。
同じくアオイ科フヨウ属の植物である。
これは日の丸という基本品種で、花の大きさは8~10cm。
韓国では無窮花(ムグンファ)と呼び、国花に制定されている。
何時までも粘り強く咲き続ける様が韓国人の国民性を表しているとされる。
一方で日本の国花は、菊と桜。
菊は天皇家の紋章。
桜は潔くパッと散る姿が日本人に合うとされる。
国花は、過去を水に流し直ぐに忘れてしまう日本人と、何時までも忘れずに恨み続ける韓国人の精神構造にそれぞれ適した花のようだ。
街で良く見掛ける花は、芯が赤い白と、芯が赤い淡いピンク。
雨に濡れたピンクのムクゲも美しい。
ムクゲの花言葉は、”信念”、”新しい美”。
新しい美は、次々と花が咲き続けることから付けられている。
濃いピンクの花もある。
この色も美しく、多く栽培されている品種だ。
純白のムクゲもある。
花弁がまるまると美しく、ハイビスカスに似ている。
これは基本品種の、大徳寺白。
ハイビスカスの花。
実はハイビスカスもアオイ科フヨウ属の植物なのだ。
花弁どうしが離れている花を見付けた。
同じくアオイ科フヨウ属のモミジアオイかと思ったが、葉を見るとムクゲだ。
八重咲の品種もある。
紫の八重咲のムクゲも美しい。
もう花の時期は過ぎてしまったが、タチアオイ(立葵)もそっくりな花を咲かせる。
タチアオイはアオイ科の花だが、属はビロードアオイ属で、フヨウ属ではない。
こうして見ると、タチアオイの花も美しい。
花言葉は、”大望”、”野心”、”豊かな実り”、”気高く威厳に満ちた美”。
アオイ科フヨウ属の花と言えば、フヨウ(芙蓉)を忘れてはならない。
フヨウの花が咲き始めるのももうすぐだ。
と思ったら、一輪咲いているフヨウを見付けた。
花言葉は、”繊細な美”、”しとやかな恋人”。
街で見付けたアオイ科の植物の美しい花々でした。
今夜は、高知県香南市の高木酒造が醸す、豊能梅 純米吟醸 おりがらみ 生酒を飲むことに。
この酒を購入した時の記事はこちら。
今年は、外出自粛の影響もあり、大好きな高木酒造の日本酒をいっぱい飲んでいる。
この酒は高知酵母AC95で醸されたもの。
どんな味わいか楽しみだ。
高知吟醸酵母のリストを見ると、AC95は酢酸イソアミル系とカプロン酸エチル系の中間に位置し、バランスの良い酵母であることがわかる。
高知の吟醸酒によく使われる酵母だ。
原料米は愛媛県産の酒造好適米、松山三井を用い、精米歩合は50%と高い。
それでも純米大吟醸とは名乗っていない。
グラスにフロストが付いてぼやけているが、おりがらみなのでごく薄い乳白色。
甘い吟醸香が漂う。
口当たりはジューシーでまろやか。
微かな発泡感、フレッシュな米の旨み。
それでいて口の中を奥に進むにつて、切れの良い辛味、酸味が現れる。
飲み飽きしない美味い酒だ。
高知の上質の豊能梅を楽しんだ、今夜のお家日本酒でした。