広尾の大好きなイタリアン、『トラットリア・ミケランジェロ』で友人達と過ごす楽しい夜の続き。
今夜のメンバーは、ちぃさん、nekonekoさん、りりかさん、そして私。
今夜の四種類目のワインが出される。
二皿目のプリモピアットに合わせるワインは、シチリアのコルパッソが造る、グリッロ・テッレ・シチリアーネ、2017年。
今夜の料理は新村料理長にお願いし、私達だけの特別メニューを考えてもらった。
シチリア料理のコースメニューなので、ワインもスプマンテに続き、シチリアの物が出された。
甘いフルーツ香を持ちながら、綺麗な酸を持つので辛口に仕上がっている。
酸味を残すため、マロラクティック発酵は行っていない。
使われているグリッロはシチリア最西部のマルサラで栽培され、樹齢は15~20年。
二皿目のプリモピアットは、ベッカフィーコ風ブカティーニ。
ベッカフィーコと同じく、鰯、レーズン、アーモンド、松の実が入ったパスタだ。
ブカティーニはシチリア発祥の、真ん中に穴が開いた太いパスタ。
セコンドピアットに合わせるワインは、同じくシチリアのコルパッソが造る、ネロ・ダーヴォラ、テッレ・シチリアーネ、2017年。
ネロ・ダーヴォラもグリッロと同じくシチリアの地ぶどう。
強いボディの赤ワインを生み出すぶどうだ。
完熟したプラムやカシスのニュアンス。
タンニンは強いが果実味もあるので円やかに感じる。
強いボディだと思ったら、陰干しぶどうを20%も使っているのだそうだ。
セコンドピアットは、魚介料理。
海老や魚の焼いた香りが素晴らしい。
ビスクスープが添えられている。
皿の魚介に回しかけて食べる。
スカンピは大好物。
ミラノでも毎日スカンピを食べ歩いたし、トリエステの港のレストランで食べた水揚げされたばかりのスカンピは最高に美味しかった。
鯛は皮目がパリっと焼かれている。
その横にはホタテ、その下には浅蜊が数個。
浅蜊の奥にはヤリイカ。
鯛の下には、クスクス。
ドルチェは二種。
とても可愛いゼリーの盛り合わせ。
赤いのは西瓜とウォッカのゼリー。
青いのはミントのゼリー。
塩を入れたメレンゲのスティックが添えられている。
カッサータはシチリア発祥の冷菓。
大好きなピスタチオ入りが嬉しい。
nekonekoさんとお会いするのは久しぶりだったので、外出自粛中の運動やパワポ作成の話などで盛り上がった。
話しは尽きないが、夜も更けお開きの時間となった。
お店から皆さんに、アラン・ミリアのジャムのプレゼント。
私のカードには、素敵な酒巻マネジャーからの手書きのメッセージが添えられている。
店に入るときは外階段を下ったが、帰りは内階段を上り、『カフェ・ミケランジェロ』の中を通って外に出る。
友人達と過ごす、広尾の『トラットリア・ミケランジェロ』での楽しいディナーでした。