秋が深まり、今年のベランダ菜園も終盤を迎えた。
鷹の爪は猛暑日が続く間は花も落ち元気が無かったが、最高気温が35℃を下回ると花が咲き実がいっぱい生った。
葉も実もまだまだ青々としているが、涼しくなったので花はもう咲いていない。
あとはこの実が無事に熟成してくれることを祈るばかりだ。
ピーマンは三株あったが、二株は既に寿命を終えてしまい、残るはこの株のみ。
まだ青々とした実が付いている。
数えてみると、13個。
葉の勢いは既に落ちてきているので、実は早めに収穫した方が良さそうだ。
そしてシシトウもこれで終了。
最後のシシトウ10個は青い内に収穫せず、真っ赤になるまで待って収穫。
こうすると猛烈に辛くなり、鷹の爪の代わりに使えるのだ。
千切りにして炒め物に一本加えると味が引き締まる。
ある日のウォーキング。
空には秋の雲。
遊歩道でこんな木の実を拾った。
これはクヌギの実、別名オカメドングリ。
クヌギの実が熟すのは、花が咲いた後、二年目の秋なのだ。
そして春に美しい花で目を楽しませてくれたハナミズキには、真っ赤な実が付いている。
今の時期、ウォーキングをしているととても良い香りに思わず足を止めることが多い。
そこにあるとは気付かなかった場所に金木犀が咲いていることを香りで知ることが出来る。
三大香木の中で一番目立つのは夏の梔子。
そして花は小さいが春の沈丁花も美しい。
それに比べて金木犀の花は地味だが、香りは素晴らしい。
花言葉は、”謙虚”、”気高い人”。
秋と言えば、彼岸花(ヒガンバナ)、またの名は曼殊沙華(マンジュシャゲ)。
葉も何もないところにいきなり花が咲く。
そして花が終わった後に葉が出る。
韓国名は石蒜(ソクサン)だが、相思花(サンサファ)とも呼ばれる。
花と葉が別々に地上に現れるので、”葉は花を思い、花は葉を思う”ということで、相思花というロマンチックな名で呼ばれている。
この話は、しづちゃんに教えてもらった。
彼岸花の花言葉は、”あきらめ”、”独立”。
そして赤い彼岸花の花言葉は、”情熱”。
白い彼岸花も至る所に咲いている。
白い花の花言葉は、”また会う日を楽しみに”。
そして黄色い花の花言葉は、”深い思いやりの心”。
ウォーキングで見付けた、秋の花々でした。
今夜は高知県香南市の高木酒造が醸す、豊能梅 純米吟醸 ひやおろしを飲むことにする。
この酒は銀座の「まるごと高知」で購入した。
昨年7月にかずみさんのご案内で、しづちゃんと共に高木酒造を訪問して以来、すっかり好きな酒蔵となっている。
高木酒造訪問記はこちら。
愛媛県産の松山三井を50%まで磨き込んで醸されている。
酵母は高知酵母のAC-95。
精米歩合が50%でも大吟醸を名乗らないとは奥ゆかしい。
ひやおろしは瓶詰後冷蔵貯蔵でひと夏熟成させた酒。
秋に飲むことができる美酒だ。
この酒には、錫100%の能作の酒器を合わせる。
果実香は抑えめ。
口に含むと、甘い米の旨みの予想に反し、切れの良いクリアーな辛口。
米の旨み、熟成感、酸、苦みのバランスが素晴らしい飲み飽きしない酒だ。
一回火入れで、日本酒度+1、酸度1.6、アルコール度数は16%。
高木酒造の蔵や杜氏の話しに思いを馳せながら楽しんだ、今夜の日本酒でした。