11月の第三木曜日に西麻布のフレンチ、『レストラン・ひらまつ レゼルヴ』で開催された”収穫祭パーティー”に彼女と共に参加した素敵な夜の続き。
今夜は、ひらまつ各店のシェフ、四人によるスペシャル・メニュー。
まずは札幌の『レストラン MINAMI』の南大輔シェフによる担当料理の説明。
続いて、大阪の『ラ・フェット ひらまつ』の中谷一則シェフによる説明。
さらに続いて、福岡の『レストランひらまつ 博多』の土生将之シェフによる説明。
乾杯のワインはジョルジュ・デュブッフのボジョレー・プリムールだったが、話しを聞く間はシャンパーニュを飲むことにする。
サロンの姉妹メゾン、ドゥラモットのシャンパーニュは美味い。
でも料理が出る前に、ボジョレー・プリムールを含めて四杯も飲むと、今夜も酔ってしまいそうだ。
取りを取るのは、ここ西麻布の『レストランひらまつ レゼルヴ』の内木場寿知シェフ。
そしてデセールを担当した、このお店の前園蘭シェフ・パティシエによる説明。
続いてワインの説明は、ここの田中紗樹ソムリエ。
なんだか声が上ずっている。
あとでお話しすると、有名なシェフやソムリエが揃う中でワインの説明をするのは初めてなので、頭の中が真っ白になってしまったとのこと。
シャンパーニュとボジョレー・プリムールの並行飲み。
田中ソムリエの説明が右耳から入って左耳へ抜けていく。
飲んでいるのは、ジョルジュ・デュブッフ、ボジョレー・プリムール、2020年。
先程ジョルジュ・デュブッフ氏からヴィデオ・メッセージで今年のヌーヴォーについて説明を受けたばかりなので、例年になく美味しく感じる。
札幌の『レストラン MINAMI』、南シェフの、パルミジャーノ・レッジャーノのムースリーヌ、白トリュフの香り、栗南瓜のスープと共に。
卓上で栗南瓜のスープが注がれる。
パルミジャーノ・レッジャーノ、栗南瓜、そして白トリュフの香りが素晴らしい。
白トリュフを食べると、まさに収穫祭のお祝いという気分になる。
三種類目のワインは、ブルゴーニュ、コート・ド・ボーヌ、サン・トーバンに本拠地を置く、ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィスが造る、サン・トーバン・ブラン、2018年。
2018年と若いこともあり、グレープフルーツや青りんごの爽やかな香り。
活き活きとした酸とミネラルを持つ、飲み飽きないシャルドネだ。
ジョルジュ・デュブッフのボジョレー・プリムールとの並行飲みも楽しい。
パンとバターが届く。
バターの上にはHKの文字。
これは平松シェフご夫妻のお名前のイニシャル。
南シェフの、牡丹海老のサラダ仕立て、ナッツ風味、百合根とインゲン豆を添えて。
南シェフがテーブルに来てくれ、料理の説明をしてくれる。
札幌にも食べに行かなくてはと思う。
盛り付けが美しく、見とれてしまう。
牡丹海老の脚も美味しく完食。
ナッツのソースの香りが素晴らしく、牡丹海老の身がプリプリで美味い。
二種類目の白ワインが注がれる。
ブルゴーニュ、マコネのプイィ・フュイッセを代表する造り手、ドメーヌ J.A. フェレのプイィ・フュイッセ、テット・ド・クリュ、レ・ペリエール、2017年。
熟した洋梨の香りと心地良い樽香。
口に含むと、果実の凝縮感と熟成感、素晴らしくリッチで複層的なストラクチャー。
平均樹齢35年のぶどうを用い、樽熟成されている。
彼女と過ごす、西麻布の素敵な夜は続きます。