ちぃさんと過ごす、銀座、日比谷の楽しい夜の続き。
日比谷仲通りを抜けて向かった先は、東京ミッドタウン日比谷。
先日も日比谷ステップ広場でイルミネーションを楽しんだばかりだ。
前回は三階の『三ぶん』を訪問したが、今夜は一階の『ブヴェット』。
ここのお気に入りの席はテーブルではなく、カウンター。
”Buvette”とはフランス語で”軽食を食べることが出来る居酒屋”のこと。
フランスの劇場、駅、市場などにあるスタンドバーのようなもの。
でもこのお店はニューヨークの人気店で、二号店がパリ、三号店が東京なのだ。
二年前に訪問したディジョンの中央市場で買い物ついでに軽く飲んだのも、”ブヴェット”だった。
丁度トリュフの最盛期だったので、奥には”トリュフ市”の横断幕が見える。
このお店は名前は『ブヴェット』だが、インテリアはパリのカフェのイメージ。
テーブル席は満席なので、柱と天井を撮影。
テーブル席は何時も満席なのだが、カウンターは何故か何時も空いている。
すぐ右手はケーキカウンターで、準備されたスイーツの皿がここから配膳されている。
さて、今夜は豪華な食事とワインを堪能してきているので、何で締めようかとちぃさんと相談。
そして選んだのは、サイドカー。
コニャックをベースに、ホワイト・キュラソーとレモンジュースが加えられている。
久し振りに飲むサイドカーの甘みと苦味が心に沁みる。
中に浮かべられているのはオレンジピール。
サイドカーは”女殺し”の別名を持つが、ちぃさんは私よりお酒が強いので心配ご無用だ。
時間が遅く食事を締める客が多いのか、デザートが次々と運ばれていく。
見ていると食べたくなった。
タルトタタンを一つ注文。
何も言わなくても、フォークが二本刺さっている。
二人で美味しく完食。
皿にも『ブヴェット』のマーク。
サクッと飲み、サクッと食べ終えると、店をあとにする。
日比谷アーケードを行き交う人はまばら。
やはり夜の人出は少なくなっている。
東京ミッドタウン日比谷に別れを告げ、帰途に就く。
ちぃさんと過ごす、銀座、日比谷での美味しく楽しい夜でした。