銀座のギリシャ料理のお店、『ジ・アポロ』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
アポロオリジナルのピタブレッドが届く。
添えられているのはタラマサラータ。
魚卵、レモンジュース、オイル、パンを混ぜ合わせたもので、ピタパンに付けて食べると美味い。
ピタパンにタラマサラータをたっぷり付けて食べる。
シャンパーニュが進む。
飲んでいるシャンパーニュは、キャティア、ブリュット、アンティーク、プルミエ・クリュ。
今夜は飲むスピードが速く、ピタパンを食べながら二本目を抜栓。
フライパンに乗った熱々のサガナキチーズが届く。
焼いたケファログラヴィエラチーズに、蜂蜜、レモン、オレガノを加えたもの。
ケファログラヴィエラチーズは、山羊と羊のミルクを混ぜて造った濃厚なチーズ。
とても美味いのだが、食べるのは時間との競争。
急いで二人の皿に取り分ける。
少し冷えるととても硬くなるので、熱い内に食べるのが美味しく食べる秘訣。
続いてグリークサラダが届く。
これも二人の皿に取り分ける。
キュウリ、トマト、ラデッシュ、モロッコインゲン、そしてフェタチーズ。
山羊のミルクで造られるフェタチーズはギリシャ料理には欠かせない食材。
ラムショルダー、ザジキソース。
ザジキソースはヨーグルトに刻んだキュウリとレモン汁を加えたソース。
煮込んだラムショルダーの塊はとても大きい。
添えられたカットレモンをザジキソースに掛け、肉を二人に取り分ける。
付け合わせは、ベビーポテトのロースト、ハーブ、ガーリック。
ラムショルダーに合わせ、赤ワインをグラスでお願いする。
南アフリカ、ステレンボッシュのガブ・ファミリーが造る、プティ・ロザイアー、ケープ・レッド。
イギリス系のガブ・ファミリーが1995年に創業し、急拡大を続けている人気のワイナリー。
サステナブル農法を実践し、フェアトレードの認証も取得している。
レッドチェリーやフランボワーズの香り。
果実味とタンニンのバランスが良いミディアム・ボディー。
ぶどうはシラー100%。
ラムショルダーは取り分けてもたっぷりの量があり、とても美味い。
デザートは、レモンパイ、アポロスタイル。
甘さの中に爽やかなレモンの酸味。
お腹はいっぱいだが、スイーツは別腹。
デザートの後も、まだシャンパーニュを飲んでいる。
結局、キャティア、プルミエ・クリュを三本空けてしまった。
今夜は明らかに飲み過ぎ。
酔い覚ましには、コーヒー。
コロナ前は何時も満席の人気店だったが、今夜の客は私たちを含めて4テーブルのみ。
恐らく厨房とフロアーのスタッフの数の方が客の数より多いのだろう。
窓の外ではメゾン・エルメスが光り輝いている。
手前のソニーパークは催し物も無く、寂しげに見える。
明日から休業なので、スタッフの皆さんに「頑張ってください。緊急事態宣言が解けたらまた来ます」と声を掛け、店をあとにする。
酔い覚ましに屋上を一回り。
ちぃさんと過ごす「東急プラザ銀座」の『ジ・アポロ』での楽しい夜でした。