守谷でちぃさんと過ごす楽しい午後の続き。
『餃子の西丸』、そして『乃が美』を出て向かったのは、『ワイン酒場 びすとろ椿々』。
お店は奥に長く続いている。
この写真は奥から入り口を向いて撮影。
私達は左手の壁の隣、テーブルが一つだけ離れて置かれた安全な場所に案内される。
店の一番奥には駅前広場側に大きな窓が面した明るい部屋。
あとで来た客はこちらに案内されていた。
まずは白ワイン。
店長さんが候補を4本出してくれた。
ボトルを見て、「これはマルケ、次はシチリア、そしてブルゴーニュ、最後はアントル・ドゥ・メール、ドルドーニュ川とガロンヌ川の間の産地ですね。ぶどうはペコリーノ、グリッロ、シャルドネ、そしてソーヴィニヨン・ブランとセミヨンですか」と私。
店長さんは「お詳しいですね」と後ろに一歩後退り。
選んだワインは、アジィエンダ・アグロビオロジカ・サン・ジョヴァンニが造る、キアラ、オッフィーダ、ペコリーノ、2019年。
D.O.C.G.格付けのワインだ。
マルケ州南部のオッフィーダ地方は昔からオーガニック栽培が盛んな地域で、サン・ジョヴァンニはイタリアで最初にビーガン認証を取得したカンティーナ。
ちぃさんと乾杯。
熟した洋梨やライチの香りが心地良い。
綺麗な酸とミネラルを持ち、後味には軽い苦みを伴う爽快な白ワイン。
ぶどうはペコリーノ100%で、ペコリーノは羊という意味。
羊乳から造られる同名のチーズも有名。
メニューに葉物野菜のサラダが無いと思ったら、「お通しがサラダです」とのこと。
二つの皿に取り分け。
べジファーストは嬉しい。
ここでは箸で食べるようだ。
生ハムとサラミのてんこ盛り。
てんこ盛りというほどではないが、これだけあれば充分。
オリーブかと思ったら、冷凍のぶどう。
甘みが凝縮されて美味い。
これでワインを造ったら、アイスワインだ。
牛すじの赤ワイン味噌煮込み。
これはなかなかの美味。
しかもコスパ抜群。
赤ワインはワインリストから選んだ。
ポルトガル、アレンテージョのカザ・レウヴァスが造る、アトランティコ・レゼルヴァ、2018年。
カザ・レウヴァスはサステナブル農法を用い、環境にやさしいぶどう栽培、ワイン造りを行っている。
10万本のコルクの樹を植え、ロバの繁殖にも取り組んでいる。
二酸化炭素の排出量はスクリューキャップに較べ、コルクは1/4なのだそうだ。
カシス、ダークチェリーの香り。
円やかな果実味に、ダークチョコレートや樽由来のバニラのニュアンス。
複雑なストラクチャーを持つ、ミディアム・ボディ。
ぶどうは何なのか調べてみると、アリカンテ・ブーシェ50%、アラゴネス20%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、トウリガ・ナシオナール10%とセパージュも複雑。
またまたちぃさんと乾杯。
ワインはモトックスから仕入れているようだが、料理のコスパに較べるとワインの値付けはちょっと高め。
ところでお店の名前が”ビストロ”なのでフランス料理のお店だと思っていた。
ところが自慢料理は専用窯で焼くナポリピッツァなのだそうだ。
多くのピッツァ・メニューの中から、しらす&ガーリックを選択。
タバスコを頼んだら、こんなに大きな瓶が出された。
しらすがたっぷりで美味しそう。
まずはそのままいただき、次にタバスコを振りかけていただく。
ピッツァの焼きも良く美味しいのだが、しらすの塩分だろうか、塩味が強すぎるのが残念。
食後のデザートにパイナップルのサービス。
産地は聞き忘れたが、芯まで食べることが出来たので台湾産だと思う。
今夜もいっぱい食べ、いっぱい飲んでしまった。
駅に戻ると、駅舎内のお店をチェック。
ここには大手チェーン店が揃っている。
『TOKYO豚骨BASE』は『博多一風堂』のお店。
ちぃさんと過ごす、初めての街、守谷駅前での楽しいハシゴ酒でした。