パリの三ツ星シェフ、小林圭さんの『Restaurant KEI』と日本の老舗和菓子舗『とらや』のコラボ・フレンチ、『Maison KEI』で彼女と過ごす素敵なランチの続き。
金目鯛のポワレ。
この金目鯛は焼津の名店、「サスエ前田魚店」から仕入れたもの。
この魚屋が目利きした金目鯛は最高に美味い。
最初に出された金目鯛と西京味噌のスープはこの金目鯛のアラを使ったのかと納得。
鱗が綺麗に焼かれ、いわゆる松笠焼きになっている。
上に乗っているのはレモンピール。
バジルと松の実のソースを乗せて食べる。
鱗のサクサクの食感。
金目鯛の旨みにバジルソースが絡んですこぶる美味。
ここでナイフが肉用に交換される。
箸も置かれているが、私達には不要。
この波打つ模様は、貝印が誇るナイフ、旬。
”Maison KEI”の名前入りだ。
パン・ド・カンパーニュは美味しいので三個目。
長泉市の『ブーランジェリー・パティスリー・アダチ』に特注している。
コースの肉料理は富士鶏の胸肉の炭火焼きだが、アップグレードして、ルイビ豚のグリルに変更。
塊で焼くので、注文は二人分から。
ルイビ(LYB)豚は、富士山麓の富士農場サービスで開発・飼育された銘柄豚。
名前の由来は掛け合わせた豚の原種の頭文字を組み合わせたもので、L=ランドレーズ種(25%)、Y=中ヨークシャー種(25%)、B=バークシャー種(50%)。
写真では色が出ないが、焼き加減はほんのり桜色。
身はジューシーで脂には甘み=旨みが凝縮されている。
脂身はパリッと焼かれ、歯ごたえも素晴らしい。
茶色は、ヒラタケ、ワサビ、ネギのソース。
白は、塩麹のソース。
肉にしっかりした旨みがあるので、フルボディの赤ワインとの相性も良い。
飲んでいるワインは、シャトー・ド・フォンベル、サンテミリオン、グラン・クリュ、2013年。
シャトー・オーゾンヌの姉妹シャトーのワインだ。
彼女がお化粧室に席を外した間に、窓に行き、外の景色を撮影。
庭は手付かずのままで、大きな水溜りができている。
小林シェフはここにハーブ畑を作る計画なのだそうだ。
デセールは、ブルーベリーとあんこのヴァシュラン。
ヴァシュランは焼いたメレンゲにアイスクリームやフルーツを挟んだ冷たいスイーツ。
ソースは、あんこ、ブルーベリー、ラズベリーの三種。
メレンゲの下には、あんこのソルベ、ヨーグルトのムース、ブルーベリーのムース。
ブルーベリーは浜松産。
メレンゲの上にはブルーベリーの羊羹。
これぞまさに『とらや』と『Restaurant KEI』のコラボによる、『Maison KEI』のデセールだ。
ミニャルディーズは、ほうじ茶のパンナコッタ。
ほうじ茶は静岡産。
お腹はいっぱいだが、美味しいので残さず完食。
そしてサクサクのサブレはシェフの手造り。
「ここはコ-ヒーも美味しいわ」と彼女。
コーヒーのお供は、ラ・ペルーシュの角砂糖。
インド洋に浮かぶフランス領レユニオン島で栽培されるサトウキビで作られるプレミアム・シュガー。
器は富士山をイメージしているのだそうだ。
ちょっとしたスペースにも生花が飾られている。
このアレンジメントも可愛い。
御殿場のフレンチ、『Maison KEI』で彼女と過ごす素敵な午後は続きます。