何時ものホテル、「メトロポリタン東京」で彼女と過ごすまったりワインの楽しい夕べの続き。
飲んでいるシャンパーニュは、ローラン・ペリエ、ブリュット、ラ・キュヴェ。
シャンパーニュのお供は、フレッシュオリーブと干し無花果と同じくKALDIで買ったゴルゴンゾーラ・ドルチェ。
ゴルゴンゾーラには、ポンパドウルのフォカッチャ。
シャンパーニュはまだ少し残っているが、白ワインも飲みたくなった。
今夜の白はちょっと珍しいものを選んだ。
ドメーヌ・ド・ラ・クロワ・サン・ジャック、ブルゴーニュ、シャルドネ、2018年。
産地はブルゴーニュ最北端のジョワニー。
このワインはジョワニーにある三ツ星レストラン、『ラ・コート・サン・ジャック』のオーナー・シェフ、ミッシェル・ローランが手掛けるワイン。
ジョワニーは有名なワイン産地だったが、フィロキセラ禍で荒廃した地域。
それをミッシェル・ローランが再建に取り組んでできたワイン。
ほとんどが地元で消費されるため、日本ではなかなか飲めないワインだ。
果実香は控えめで、微かな樽香。
北の地のシャルドネを思わせるシャープな果実味、綺麗な酸とミネラル、そして余韻は長い。
15時になりルームサービスが始まったので、ワインクーラーや取り皿やカトラリーを持ってきてもらった。
白に合わせる料理は、フロ・プレステージュの海老とブロッコリーのタルタルサラダ。
アジアンサラダの定番、蒸し鶏とパクチーのやみつきサラダを相盛りにする。
クミンのソースが良く合う。
海老とブロッコリーのタルタルサラダを食べ終えると、ナトスのマグロたたきサラダ、焦がしにんにくドレッシングを盛り付ける。
ナトスのマグロ料理は美味い。
続いては、フロ・プレステージュで初めて買った、白身魚とかぶの柚子あん仕立て。
白身魚のフライに柚子あんがよく絡んで美味い。
ここまでは私が持参した、サトウキビで作られた皿を使用。
ここからはルームサービスで届けてもらったホテルの皿。
アジアンサラダではソフトシェルクラブがあれば必ず買っている。
ソフトシェルクラブと春雨炒め、旨み醤油たれ。
久し振りに買えたソフトシェルクラブだが、今日の料理は味がちょっと濃すぎるのが残念。
海老、マグロ、白身魚、ソフトシェルクラブと海の幸が続き、白ワインが進む。
そろそろ赤ワインを抜栓することにする。
ピエール・エ・パスカル・マトロ、マランジュ、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2017年。
これは『エスプリ・ド・タイユヴァン』で購入したワイン。
ピエール・エ・パスカル・マトロはムルソーの名門。
今は二人の姉妹で運営されている。
マランジュは、コート・ド・ボーヌの最南端にある村。
コルクの状態はとても良い。
ラズベリーやレッドチェリーの香り。
フレッシュな果実味、酸、タンニンのバランスがよく、スミレやバラのニュアンスを持つ綺麗なミディアム・ボディ。
流石マトロ、ピノ・ノワールも素晴らしい。
オーク樽でシュール・リーで15ヶ月熟成、新樽比率は20%。
その後ステンレスタンクで3ヶ月間寝かせてからボトリングし、更に一年間の瓶内熟成期間を置いてリリースされている。
合わせる料理はナトスで購入した、黒毛和牛やわらかすね肉、赤ワインソース。
柔らかな肉には旨みが凝縮されている。
一つで250gほどの塊を二個買ったので、ヴォリュームも充分。
気が付くと、外は既に夜の帳に覆われている。
彼女がデセールの前にハーゲンダッツの新作を食べたいというので、軽い散策を兼ねて買いに行くことにする。
外に出ると、ホテルの植え込みにも向かいのメトロポリタンプラザにも美しくイルミネーションが輝く。
目的の場所はセヴンイレヴン。
買ったのは、ハーゲンダッツ、ジャポネ、和栗のモンブラン。
何故かレーズンショコラサンドも。
ハーゲンダッツのジャポネシリーズはセヴンイレヴンとの共同開発品。
上に渦巻いているのは、和栗ソース。
やはりジャポネシリーズは美味い。
彼女と過ごす何時ものホテルでのまったりワインのステイは続きます。