代官山のグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』でちぃさんと過ごす素敵な午後の続き。
アミューズ・ブーシュが届く。
ジャガイモとポロネギのムース、コンソメのジュレ。
ムースの上には、ベーコン風味のクルトン、ジャンボン・クリュ、黒トリュフ。
シャンパーニュが進む。
飲んでいるシャンパーニュは、ドゥラモット、ブリュット、プール・ヒラマツ。
このペースで飲んでいると、あっという間にボトルを空けてしまいそうだ。
赤ワインも選び、抜栓しておいてもらう。
パンが届く。
お共は、エシレ・ドゥ。
エシレの無塩バター。
アントレは、フォアグラとリードヴォー、冬野菜のポトフ仕立て、コニャックの香るコンソメと共に。
コンソメスープが注ぎ込まれる。
ポトフ仕立ての野菜は、京芋、京人参、サヤインゲン。
フォアグラもリードヴォーも大好きな食材。
若い頃はリードヴォー料理で有名な日本橋のレストラン、『むら八』に通ったものだ。
『むら八』が閉店してしまったのは残念だ。
シャンパーニュとも良く合い、ボトルを空けてしまった。
抜栓しておいた赤ワインを飲むことにする。
ドメーヌ・ルイ・ジャド、ペルナン・ヴェルジュレス、プルミエ・クリュ、アン・カラドゥ、クロ・ド・ラ・クロワ・ド・ピエール、2015年。
コルクの状態はとても良い。
2015年はGood yearなのでこのワインを選んだ。
プルミエ・クリュの畑のアン・カラドゥは、コルトン・シャルルマーニュの丘に向かい合った丘にあり、クロ・ド・ラ・クロワ・ド・ピエールの区画は東向きの好立地。
ルイ・ジャドはネゴシアンとしても有名だが、約240haの自社畑を保有するブルゴーニュ有数の大ドメーヌでもある。
しかも保有する畑の大部分がグラン・クリュとプルミエ・クリュというのが素晴らしい。
ポワソンは、平目のムニエル、ノワイリー酒ソース、ケッパー風味のブールノワゼット。
器の反対側には、『メゾン ポール・ボキューズ』の名前。
焦がしバターの香りが心地良い。
肉厚の平目の身には旨みが凝縮されている。
ラズベリー、ストロベリーの豊かな香り。
腐葉土、なめし皮、バラ、樽のニュアンスを持つ複層的なストラクチャー。
タンニンは強いが果実味に溶け込みシルキー、活き活きとした酸味もあり、果実味とのバランスが良い。
結構強いピノ・ノワールだがとてもエレガントなボディなので、魚料理にも良く合う。
再びちぃさんと乾杯。
グラスにも『ひらまつ』の名前。
代官山のフレンチの名店、『メゾン ポール・ボキューズ』でちぃさんと過ごす素敵な午後は続きます。