銀座の中華、『芳園』で中華料理を楽しんだ後も、久し振りの再会が嬉しく、もう少し飲むことにする。
メンバーは、ショーコさん、ちぃさん、みんみんさん、そして私。
向かったのは、「ギンザシックス」。
吹き抜けには不思議なオブジェ。
彫刻家の名和晃平氏の作品、”Metamorphosis Garden(変容の庭)”。
私が皆さんをご案内したのは、「イータリー」。
ここは幾つかのゾーンに分かれている。
構成は、イタリアン・グリル・レストランの『LA GRIGRIA』、イタリアン・レストラン&ピッツェリアの『LA PASTA e LA PIZZA』、イタリアン・バールの『LA PIAZZETTA』、カフェ&バールの『Gran Caffe Vergnano』、そしてイタリア輸入食材販売の「MARKET」。
二人なら、『LA PIAZZETTA』で飲みたいところだが、四人なのでテーブル席がある店を選ぶことにする。
選んだお店は、『LA PASTA e LA PIZZA』。
たっぷり飲んできているのだが、ワインをボトルで注文。
イタリア、ピエモンテ州のフォンタナフレッダが造る、ランゲ・アルネイス、ブリッコトンド、2020年。
フォンタナフレッダは1878年創業の名門。
フォンタナフレッダは好きな造り手で、バローロをよく飲んでいる。
アルネイスは絶滅しかけていたピエモンテの古い土着品種で、醸造家たちの努力によって蘇り、今ではピエモンテを代表する白ワイン用のぶどうとなっている。
四人で乾杯。
料理も幾つか注文。
切りたてパルマ産生ハム。
海の幸のフリット。
セモリナ粉をつけて揚げたエビやイカやイイダコがサクサクで美味い。
バルサミコを頼んだら流石「イータリー」、ちゃんとモデナ産が届いた。
ペッパーと唐辛子入りのオリーブオイルも届く。
チーズの盛り合わせ。
ハード、セミハード、ウォッシュの三種。
名前を聞いたが、忘れてしまった。
チーズは6切れだったので、四人でじゃんけんをして勝った人から好きなチーズを選んでいった。
私は無事二切れをゲット。
イタリアではウォッシュはあまり造られていないが、これはとても美味い。
リコッタチーズとほうれん草のラビオリ。
これは嬉しいことに8個あるのでじゃんけんは不要。
二本目のワインは赤を注文。
イケメンのイタリア人スタッフが抜栓してくれる。
日本に来てまだ一年半とのことだが、日本語がとても上手。
きっと日本人の彼女が居るに違いない。
白と同じく、フォンタナフレッダのワイン。
ランゲ・ネッビオーロ、エッビオ、2018年。
エッビオとは、ネッビオーロに適した粘土質・石灰質の土壌で育つ古木の呼称。
ネッビオーロは好きなぶどう。
バローロやバルバレスコが高くなってしまったので、ランゲ・ネッビオーロはありがたい存在。
三人は赤ワインで、赤ワインが苦手なみんみんさんはリモンチェッロ・ソーダで乾杯。
熟した黒果実の凝縮感。
プラム、カシス、バラ、スミレのニュアンス。
洗練されたタンニンと酸のバランスも良い。
8ヶ月以上オーク樽で熟成後、さらに2~3ヶ月の瓶内熟成を経てリリースされている。
テーブル上はかなり食べ散らかした雰囲気。
でももっと散らかっているのはテーブル下。
ショーコさんとみんみんさんが紙ナプキンを次々と落すので、足元がごみ箱状態。
本会で中華のフルコースを食べてきているのに、二次会でも結構食べて結構飲んでしまった。
友人達と過ごす、銀座の休日の午後は続きます。