池袋の何時ものホテル、『メトロポリタン東京』で彼女と過ごすまったりワインのステイの続き。
飲んでいるワインは、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、プール・ヒラマツ、ミレジム、2017年。
最初の料理は、アジアンサラダで購入したパクチーと蒸し鶏のやみつきサラダ。
大好きなサラダなのでたっぷり購入。
アーリーチェックインしているのでルームサービスがまだ使えないため、取り皿は持参したサトウキビで作られたお皿。
相盛りにしたのはフロ・プレステージュのブロッコリーと海老のタルタルサラダ。
今回は海老が少なくブロッコリーばかり。
担当してくれる人によって、同じ量を購入しても海老の本数が大きく変わるのは問題。
クレマンはまだ残っているが、白ワインも抜栓。
ロワールのアルフォンス・メロが造る、サンセール、レ・ロマン、2011年。
アルフォンス・メロはサンセールで19代続く名門で、D.R.C.やシャトー・ディケムと並び、フランスで最高評価を受ける造り手。
ぶどう栽培はビオディナミ。
バックラベルには、フランス農務省のオーガニック認証マーク、AB(Agriculture Biologique)と、ビオディナミ生産者組合のビオディナミ認証マーク、ビオディヴァンが付いている。
コルクは上質で、状態も香りも良い。
10年余りの熟成を経て、色合いは琥珀色。
メロン、パイナップル、パッションフルーツの香り、そして軽いエステル香。
濃厚な果実味、強い熟成感、シレックス土壌由来の活き活きとしたミネラル。
良いぶどうを使い丁寧に醸造されたワインだからこその熟成の極致。
パリジャンにのせたゴルゴンゾーラ・ドルチェにハチミツをかけて食べると、白ワインにも良く合う。
白ワインを抜栓したので、魚料理も食べることに。
ナトスの、マグロのたたきサラダ、焦がしにんにくドレッシング。
このマグロが美味いのだ。
続いて牡蠣料理二種の食べ比べ。
アジアンサラダで初めて買った、レモングラス香る牡蠣のアヒージョ風。
柿安ダイニングで定番の、広島県産牡蠣とごぼうのオイスターソースマヨ。
泡も白も残っているが、赤ワインも抜栓。
アルベール・ビショーが造る、ブルゴーニュ、ピン・ノワール、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2016年。
アルベール・ビショーは1831年創立の、ボーヌに本拠地を置き6代続く名門。
メルシャンが輸入元だったので、京橋にあった『メルシャン・サロン』でアルベール・ビショーのグラン・クリュをいっぱい飲んだことを思い出す。
メルシャンがキリンに買収され、『メルシャン・サロン』も閉店してしまったのは残念だ。
コルクは短いが、状態は良い。
レッドチェリー、フランボワーズ、ブラックベリー、ブルーベリーの華やかな香りに仄かな樽香。
綺麗な果実味に、活き活きとした酸味とミネラルが加わり、エレガントで複層的なボディを形成している。
アルベール・ビショーの、ぶどうの自然な風味を生かした優しい造りを体現したワインだ。
ぶどうは樹齢25年以上のピノ・ノワールが使われ、産地は2/3がコート・ド・ボーヌ、1/3がコート・ド・ニュイ。
今夜の肉料理はナトスで買った、最近の定番。
黒毛和牛やわらかすね肉赤ワインソース。
今回も250gほどの塊を二個購入。
見るからにとろとろで美味しそう。
力を入れなくてもナイフがスッと通る。
箸でも食べることが出来る柔らかさだ。
彼女と過ごす、何時ものホテルでのまったりワインのステイは続きます。