何時ものホテル、「メトロポリタン東京」でのまったりワインの楽しいステイの続き。
日の出を見ることが出来る部屋は好きだ。
何時ものとおり準備したブランチを渡し、イタリア語のレッスンに出発する彼女を見送る。
そして私は朝のシャワーを浴び、朝食の準備。
昨夜彼女がルームサービスに頼まなかったので、ワインクーラーは無い。
ボトルをカーテンの外、窓ガラスにくっつけて一晩置いていたので充分に冷えている。
ロワールで19代続く名門、アルフォンス・メロが造る、サンセール、レ・ロマン、2011年。
10年余りの熟成を経て琥珀色となったソーヴィニヨン・ブランは、抜栓後一晩経っても衰えることは無く、強いボディを保っている。
残りものの干しイチジクをつまみながら、チーズサンドを作る。
プチアンリシールを二つに割り、ゴルゴンゾーラ・ドルチェを二切れ乗せ、アカシアのハチミツをたっぷりかければ出来上がり。
続いてはローストビーフをサンドイッチで。
アルベール・ビショーのブルゴーニュ、ピノ・ノワール、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2016年。
こちらも一晩経っても衰えることのないボディ。
やはりヴィエイユ・ヴィーニュは美味い。
アジアンサラダで買った、牛もも肉のロースト。
半分は彼女のブランチに、そして半分は私の朝食に。
持参した野菜。
レタス、タマネギ、パプリカ、フェンネル。
パプリカは宮崎産。
フェンネルは我が家のベランダ菜園産。
ポンパドウルのパリジャンに持参したディジョンマスタードをたっぷりと塗る。
ローストビーフを二枚重ね。
そして野菜。
野菜が大きすぎてローストビーフが見えない。
食べるのに顎が外れそう。
ハンバーガーの要領で、思いっきりプレスして頬張る。
ドレッシングはかけていないので、手が汚れることはない。
二つ目のローストビーフサンドイッチは少しお上品に盛り付け。
これも思いっきりプレスして食べる。
美味い。
この朝食はお気に入り。
今回飲んだ三本のワインも美味しかった。
空きボトルに見送られ、部屋を出る。
この日の東京は薄曇り。
今回も楽しかった、彼女と過ごす何時ものホテルでのまったりワインのステイでした。