2月初めのこと。
感染リスクを避けるため、お店選びは慎重にならざるを得ない。
こんな時は高級ホテルのレストランが安全ということで、「インターコンチネンタル東京ベイ」のフレンチでディナーを楽しむことにした。
浜松町駅でちぃさんと待ち合わせ。
北口を出ると、竹芝方面に歩を進める。
右手には旧芝離宮恩賜庭園。
蔓延防止等重点措置発出の今は、休園中。
大学生の頃は、この道を何度も歩いた。
その頃は薄暗い道だったが、今は開発が進み、とても綺麗になっている。
「トーキョー・ポートシティ・タケシバ」の水盤にイルミネーションが映り、とても美しい。
竹芝客船ターミナルに隣接する竹芝埠頭公園には大きなモヤイ像が二体置かれている。
これは新島で製作されたもの。
新島特産の抗火石(コーガ石)が使われている。
一体は女性の像で、もう一体は男性の像。
竹芝桟橋からは伊豆七島とを結ぶ東海汽船の船が発着しているので、新島の石像が設置されている。
一番目立つのは、この帆船のマストを模したモニュメント。
遠くからでもここが竹芝埠頭であることがわかる。
竹芝桟橋には東海汽船のジェット船”セブンアイランド 友”が横付けされ、客が下船している。
学生時代、何故ここによく来ていたのかと言うと、大島や三宅島に磯釣りに行くため。
大学の釣友会のキャプテンをしていたので、イシダイやブダイ、ヒラアジなどを狙って伊豆七島に渡っていた。
航行中の”セブンアイランド 友”。
竹芝桟橋と、大島~利島~新島~式根島~神津島航路に就航している。
(写真は東海汽船のH.P.からお借りしました。)
客船ターミナルは懐かしい場所。
〇十年経っていても、あまり変わっていない。
釣友会と言ってものんびりした部活ではなく、体育会に属し、磯釣りでは磯渡りや巨大な竿とリールの重さに耐えられるように、そして渓流釣りでは大雪縦断など厳しい山行に耐えられるように、日々身体を鍛えていた。
回廊の上に出ると、お台場やレインボーブリッジを望むことができる。
公園散策の後に向かったのは、「ホテル・インターコンチネンタル東京ベイ」。
ホテルの正面玄関ではなく、「ニューピア竹橋サウスタワー」からホテルの3階に繋がる入り口を使う。
1階のロビー横には、『ハドソン ラウンジ』。
暖炉の火が暖かさそうだ。
今夜予約しているのは、ホテルのメインダイニング、『ラ・プロヴァンス』。
重厚な内装が素晴らしい。
私達のテーブル横には大きなワインバケット。
シャンパーニュも冷やされている。
セッティングが美しい。
今夜はダブルメインのフルコースをお願いしている。
飾り皿はお店の顔。
この皿のデザインは好きだ。
シャンパーニュを抜栓し、グラスに注いでもらう。
今夜のシャンパーニュは、シャンパーニュ・ポワルヴェール・ジャックが造る、グーウェ・アンリ、ブリュット。
ホテルが使うにしては量産品のシャンパーニュだが、今夜はいっぱい飲むつもりなので良しとしよう。
ちぃさんと、今夜もいっぱい飲みましょうの乾杯。
勢いのある泡立ちが素晴らしい。
青リンゴや洋梨の香り。
口に含むと爽やかな果実味の後には、ブリオッシュやハチミツのニュアンス。
セパージュは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエが1/3ずつ。
ちぃさんと過ごす、「インターコンチネンタル東京ベイ」のフレンチ、『ラ・プロヴァンス』での素敵な夜は続きます。