「インターコンチネンタル東京ベイ」のメインダイニング、『ラ・プロヴァンス』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
内装は重厚な雰囲気が素晴らしいが、薄暗いので写真の色が出ないのは残念。
開店時間に入店したので他に客は居ない。
でも30分経っても、他のテーブルは空いたまま。
結局最後まで、客は私達だけだった。
この広く豪華なダイニングを個室利用とは贅沢過ぎるが、コロナの影響は計り知れない。
可愛いアミューズ・ブーシュが届く。
パレット・アート・オードブル~芸術家が愛した南仏プロヴァンスより五種の味覚~
南仏では多くの画家が活躍したことから、パレット型の皿にオードブルが盛られている。
パレット上のグラスに入っていた巻物は、五種のオードブルの説明文。
シェフが描かれているのだそうだ。
[旨味]はメロン。
メロンと生ハムのマカロン。
[酸味]はサラダニソワーズ。
ニース風サラダのタルト。
[甘味]はカマルグ。
トマトのキャラメリーゼ、カマルグ塩との調和。
カマルグは南仏の海塩の名産地。
”醸し人九平次 カマルグに生まれて”に使用される米が栽培されている場所が、まさにこのカマルグ。
[苦味]はバルバジュアン。
ポワロー、フダンソウ、リコッタチーズのスナック。
バルバジュアンはモナコの郷土料理で、ペイストリーを使った揚げスナック。
[塩味]はピサラディエール。
オニオン、アンチョビ、オリーブのタルト。
ピサラディエールもモナコの郷土料理。
”ラ・プロヴァンス”という名のとおり、ここは南仏料理のレストラン。
飲んでいるシャンパーニュは、グーウェ・アンリ、ブリュット。
アントレは、季節の前菜、鮮魚と野菜のマリネ。
鮮魚は、カンパチ。
まるで握りずしのように見えるが、下に敷かれているのはもち麦。
プチプチの食感が気持ち良い。
添えられている野菜は、左は紅くるり大根、右はレディー大根。
左はヨーグルトのソース、右はトマトのシャーベット。
カンパチは一枚かと思ったら、厚切りが二枚。
柔らかな酸味のソースやシャーベットがカンパチによく合って美味い。
パンが二種届く。
クルミのパンと小麦のパン。
パンのお共は、E.V.オリーブオイルと輪島の塩。
ポワソンは、オマール海老、シェフのインスピレーション。
ソースは、ソース・ド・オマールとサヴァイヨンソース。
あれ、オマール海老はどこにあるのだろう。
よく見ると、カダイフのフライと日向夏のキャラメリザの間にオマール海老らしきものが。
カダイフを裏返すと、オマール海老。
一番下に敷かれているのは、米型のパスタのリゾーニ。
二本目のシャンパーニュを抜栓したので、再び乾杯。
「インターコンチネンタル東京ベイ」のフレンチ、『ラ・プロヴァンス』でちぃさんと過ごす素敵な夜は続きます。