「インターコンチネンタル東京ベイ」のメインダイニング、『ラ・プロヴァンス』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
ヴィヤンドは、氷温熟成牛とフォアグラのロッシーニ。
1~2℃の低温でじっくり熟成された肉は柔らかく旨みが凝縮されている。
ペリグーソースからは、マデイラ酒と黒トリュフの香り。
フォアグラは表面はカリッと焼かれ、中はとろとろ。
付け合わせは、焼きリンゴ、金時人参、あやめ雪かぶ、プチヴェール、サツマイモのドフィノワ。
素晴らしい焼き色。
柔らかな赤身は大好物。
赤ワインにするべきか迷ったが、ちぃさんと相談し、肉料理にもこのままシャンパーニュを飲むことにする。
ソムリエが「新しいボトルを抜栓するのでグラスを変えましょう」と、より香りを感じやすい丸みのあるグラスを出してくれた。
新しいグラスで乾杯。
グラスが変わるとシャンパーニュの味わいも変わり、三本目のボトルを快調に飲み進む。
相変わらず泡立ちが良い。
ぶどうの果実味、ハチミツやブリオッシュのニュアンスをより強く感じる。
飲んでいるシャンパーニュは、グーウェ・アンリ、ブリュット。
エコノミータイプのシャンパーニュだが、良い料理に合わせて飲んでいるととても美味しく感じてくる。
デセールが届く。
もうお腹いっぱいなので、量が多くなくてホッとする。
濃厚チョコレートムース。
チョコレートムースの上には、ミルクとホワイトチョコのアイスクリーム。
そしてバナナのムース、バナナのキャラメリゼ、イチゴ。
でもちぃさんはスイーツは苦手。
皿を交換し、ちぃさんが残したスイーツも私が美味しく完食。
いっぱいになったお腹をコーヒーが癒してくれる。
シュガーポットもミルクピッチャーもちゃんと出されるところは一流ホテル。
お砂糖はフランスのプレミアム・シュガー、ラ・ペルーシュが使われている。
やっとデセールを食べ終えたと思ったら、ミニャルディーズが出された。
抹茶のカヌレ、カリソン、苺のパウダーをまぶしたホワイトチョコレート。
カリソンはプロヴァンスの郷土菓子で、アーモンドや砂糖漬けにしたフルーツをペースト状にして菱形に成形したもの。
表面は砂糖掛けになっているので真っ白。
私も流石にお腹いっぱいなので、カヌレはお持ち帰り。
『ラ・プロヴァンス』を出ると、お隣には『ニューヨーク ラウンジ』。
ここも居心地が良さそうだ。
以前は時々ここに宿泊していたが、今回は久し振りの訪問。
とても雰囲気が良いので、また泊りに来たくなった。
ホテルの名前の前の椅子で、記念撮影。
二人並んだ写真が撮れれば良かったのだが、ホテルのスタッフは見当たらなかった。
寛ぎ過ぎ。
というか、実はシャンパーニュを飲み過ぎて結構酔っている。
竹芝埠頭公園に出ると、レインボーブリッジ、お台場、大観覧車が明るく輝いている。
ちぃさんの前に停泊しているのは、東海汽船の”さるびあ丸”。
この船は2020年就航の三代目で、私が伊豆七島に磯釣りに行くのによく乗っていた船は一代目の”さるびあ丸”。
もうすぐ乗船時間となり、22時30分に出港し、翌朝05時に三宅島に、06時に御蔵島、08時55分に八丈島に到着する。
これが、三代目”さるびあ丸”。
(東海汽船のH.P.からお借りしました。)
高層マンション群も美しく輝く。
船のマストのモニュメントは夜になるととてもよく目立つ。
そろそろ竹芝埠頭に別れを告げ、帰途に就く。
「トーキョー・ポートシティ・タケシバ」のイルミネーションは美しいが、人気はほとんど無い。
来る時に撮影した水盤に映るイルミネーションが、夜になり一層綺麗になっているので、再度撮影。
浜松町駅まで戻ってきた。
そろそろ電車に乗り、帰途に就くことにする。
ちぃさんと過ごす、竹芝での楽しい夜でした。