「新丸ビル」のシュラスコ店、『バルバッコア・クラシコ』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
スパークリングを1種類、白ワインを2種類、赤ワインを2種類飲んだ後は、6種類目のワインを飲むことにする。
カリフォルニアのザ・スペシャリスト、ジンファンデル、2018年。
畑はジンファンデルの聖地、ロダイ。
2018年がファースト・ヴィンテージで、いきなりサクラアワード2021のダイヤモンド・トロフィーを獲得している。
今夜6度目の乾杯。
大きなグラスが嬉しい。
ダークチェリー、ブルーベリー、ブラックベリー、プラム、ビターチョコレート、そしてバニラのニュアンス。
濃厚でありながら、洗練されたボディー。
カリフォルニアのジンファンデルは本当に美味しくなった。
セパージュは、ジンファンデル95%、プティ・シラー5%。
アメリカンオークとフレンチオークの樽で9ヶ月間熟成され、新樽比率は30%。
鴨肉も食べることにする。
鴨も美味い。
骨付きは、コステラ・デ・ボイ(ショートリブ)。
コステラ・デ・ボイはしっかり焼かれているが、脂身もあるので柔らかい。
ワインを6種類飲んだ後は、カイピリーニャ。
シュラスコを食べるなら、カイピリーニャを外すことはできない。
本来は砂糖がたっぷり入るのだが、ノンシュガーで作ってもらった。
ラムチョップも忘れずに注文。
ラムも大好物。
二本、三本と食べたいところだが、かなりお腹がいっぱいになってきたので一本で我慢。
肉の〆は、三度目のピッカーニャ(イチボ)。
やはりピッカーニャは美味い。
食事の〆は焼きチーズ。
もうお腹はいっぱいで、メダルを青から赤に裏返す。
広い店内は満席。
やはりここは人気店。
食後の飲み物は、スパークリング・ワイン。
フランス、ラングドックのヴィナデイスが造る、ラ・キュヴェ、ミティーク、スパークリング、ブリュット・レゼルヴ。
ここで私はスイーツを取りに行く。
6種類を皿に盛ってテーブルに戻る。
スイーツが苦手なちぃさんは、私の皿を見て引いてしまった。
スイーツを食べずにワインを飲んでいる女性の前で、皿いっぱいに盛ったケーキを嬉しそうに食べるオジサン。
絵として美しくない。
スイーツを食べないちぃさんのために、スパークリング・ワインをさらに注文。
今夜は飲み過ぎ。
スパークリング・ワインを4杯、スティル・ワインを5杯、その上にアルコール度数の高いカイピリーニャも飲んでいる。
最後の飲み物は、ハーブティー。
いっぱいになったお腹が癒される。
店を出ると、帰りはエスカレーターを使って地下まで下りる。
何故か「新丸ビル」から地下通路を通り、再び「丸ビル」のマルキューヴに上っている。
そして丸の内仲通りへ。
木戸修氏の作品、”SPIRAL.UQ”を撮影した記憶はない。
「ブリックスクエア」には『ラ・ブティック・ドゥ・ジョエル・ロブション』がある。
素面なら、パンを買っていただろう。
酔い覚ましには丸の内仲通り散策は丁度良い。
「ザ・ペニンシュラ東京」まで来た。
ひとつだけガラス窓の無い部屋からは、不気味な生物が私達を見下ろしている。
丸の内仲通りを見下ろしているのは、このガーゴイル。
この写真は以前、昼間に撮影したもの。
ここにあった日活国際会館(のちの日比谷パークビル)の9階に設置されていたガーゴイルを、同じ高さの場所に再設置したもの。
彫刻家の黒田嘉治氏(故人)の作品で、戦後の日本人を勇気付けるために製作されたのだそうだ。
日比谷まで来てしまったので、帰途に就くことにする。
ちぃさんと過ごす、丸の内での楽しく酔っ払った夜でした。