「新丸ビル」のシュラスコ店、『バルバッコア・クラシコ』でちぃさんと過ごす美味しい夜の続き。
前菜のお共にラ・キュヴェ、ミティーク、スパークリング、ブリュット・レゼルヴを飲んだ後は、白ワイン。
チリのビニャ・ロス・ヴァスコスが造る、ロス・ヴァスコス、ソーヴィニヨン・ブラン、2021年。
ビニャ・ロス・ヴァスコスは、フランスのドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト・ラフィットが所有するワイナリー。
再び乾杯。
ロス・ヴァスコスはカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネを何度も飲んでいるが、ソーヴィニヨン・ブランを造っているとは知らなかった。
調べてみると、コルチャグア・ヴァレーの自社畑のぶどうではなく、カサブランカ・ヴァレー等の契約農家からの購入ぶどうで造っているのだそうだ。
香りは控えめ。
酸とミネラルを感じる爽やかな飲み口だが、果実味は控えめ。
あまり好みのソーヴィニヨン・ブランではない。
セミヨンと合わせた方が美味しそうだ。
そこで次は、米国ワシントン州のワシントン・ヒルズ、シャルドネ、2018年を飲むことにする。
ワシントン州のワインはピノ・ノワールもシャルドネも好きだ。
三度目の乾杯。
完熟した洋梨やパイナップルの香り。
濃厚な果実味、バターやブリオッシュ、樽のニュアンス。
酸とミネラルとのバランスも良い。
ロス・ヴァスコスのソーヴィニヨン・ブランを飲んだ後なので、一層濃く感じる。
前菜を食べ終えメダルを赤から緑に裏返すと、肉が届き始める。
最初はサーロイン。
東京には多くのシュラスコ店があるが、こんな美味しそうな焼き色で出される店はほとんどない。
『バルバッコア・クラシコ』は肉が良いだけでなく、火入れが素晴らしい。
シュラスコで一番好きな部位が届く。
ちぃさんが、切られた肉をトングで受け取っている。
ピッカーニャ(イチボ)の焼き色も素晴らしい。
美味しそうなので、二枚もらう。
ガーリック・ステーキ。
部位はどこなのかわからないが、これも美味い。
肉が届き始めたので、白ワインを急いで飲み干し、赤ワインを出してもらう。
カリフォルニア州の、ハーン、ピノ・ノワール、カリフォルニア、2019年。
ハーンはドイツ語で雄鶏。
今夜、四度目の乾杯。
ワインに合わせ、ちゃんと良いグラスが出される。
ラズベリーやブラックベリーなどのベリー系の香り。
カシス、プラム、スミレ、そして樽のニュアンス。
凝縮された果実味が美味い。
熟成はフレンチ・オークの樽で、新樽比率は33%。
アルコール度数は14.5%と高い。
フラウジィニア(カイノミ)も美味い部位だ。
ワシントン州、コロンビア・ヴァレーのビューティー・イン・カオスが造る、ビューティー・イン・カオス、カベルネ・ソーヴィニヨン、2017年。
五度目の乾杯。
カベルネ用の大きなグラスが出された。
濃厚な果実味が心地良い。
カシス、ブルーベリーに加え、ピーマン、ミント、ローズマリーのニュアンス。
カベルネ・ソーヴィニヨンにメルローが加えられているようだ。
このワインもアルコール度数が14.5%と高い。
左がピッカーニャ(イチボ)のペッパー・ステーキ、右が再度注文したピッカーニャ。
この焼き色が食欲を誘い、濃いカベルネとの相性も良い。
ここでフライドライスも少しもらう。
バスマティライスが使われているので、とても美味い。
再びサーロイン。
口直しに甘いものも。
焼きパイナップルは実は好物。
甘いものが苦手なちぃさんはもちろん食べない。
ポンデケージョの追加をもらう。
美味いのだが、お腹がいっぱいになるので食べ過ぎ注意。
ちぃさんと過ごす、丸の内の『バルバッコア・クラシコ』での楽しい夜は続きます。