守谷の『歩ずし』で友人達と過ごす楽しい夜の続き。
今夜のメンバーは、きゅーちゃん、ちぃさん、ピエールロゼさん、そして私。
濃醇な十四代 本丸 秘伝玉返しの次には辛口の酒を選ぶ。
どの酒も二合ずつ注文。
山形県鶴岡市の冨士酒造が醸す、栄光冨士 辛口純米 逸閃 風刃。
栄光冨士の酒のネーミングは独特なので好きだ。
この酒は栄光冨士の限定酒としては珍しい、濾過、火入れ、加水した酒。
使用米は五百万石、精米歩合は80%という低精米酒。
以前は新潟県産の五百万石だったが、今年の酒は富山産。
日本酒度は+12の辛口。
またまた四人で乾杯。
真ふぐ白子の塩焼き。
ふわふわの白子は口の中でとろける美味さ。
続く酒は、熊本県玉名郡和水町の花の香酒造が醸す、産土(うぶすな) 2021 山田錦。
花の香酒造の酒は、北千住の熊本料理のお店、『岩部商店』で何度か飲んでいる。
使用米は熊本の和水(なごみ)地区産山田錦、使用酵母は熊本で生まれた9号酵母。
またまた乾杯。
芳醇な米の旨みを感じる酒だ。
お店からのサービスのこがらし大根。
このパリパリの大根が酒によく合って美味い。
高知の酒も飲むことにする。
高知県安芸郡安田町の南酒造場が醸す、南 特別純米酒。
南酒造場は生産量僅か300石の小さな酒蔵。
それでも最近は東京の日本酒専門店で見ることが多くなった。
愛媛県産の松山三井を60%まで磨いて高知酵母で醸され、日本酒度は+8。
魚介料理によく合うキレの良い辛口。
続いて同じく南酒造場が醸す、南 純米吟醸。
南酒造場を代表する人気の酒だ。
この酒も愛媛県産の松山三井を用い精米歩合は50%と高く、使用酵母は高知酵母。
芳醇な香りと旨味を持ちながら、豊富な酸がボディを引き締めている。
またまた四人で乾杯。
食事の〆は、大将にお任せの握り。
中トロ、ハタ、スミイカ、クロムツ、海老、天然シマアジ、ウニ、〆サバ、玉子。
酒の〆は、高知の酒。
高知県高岡郡中土佐町久礼の西岡酒造が醸す、久礼 純米吟醸酒。
中土佐町は鰹の一本釣りで有名な場所。
西岡酒造は天明元年(1781年)創業の老舗で、その酒はまさに鰹のたたきによく合うキレキレの辛口で名を知られる。
西岡酒造の詳しい紹介はこの訪問記で。
使用米は高知県産吟の夢、精米歩合は50%で、日本酒度は+5。
この酒は久礼シリーズの中ではフルーティーでふくよかなタイプ。
もう一つの久礼 吟醸無濾過が日本酒度が+10の辛口。
今夜も楽しく飲みましたね、の乾杯。
大将と女将さんに今夜の礼を述べ、店をあとにする。
今回もお店からお土産をいただいた。
一つは、ところてん。
そしてもう一つは、大好きなこがらし大根。
前回来た時に、買うので分けてもらいたいとお願いしていたのを覚えていてくれたのだ。
お支払いするつもりだったが、お土産にいただいてしまった。
友人達と過ごす、守谷での楽しい夜でした。