日本橋の「コレド室町テラス」にある『東京焼肉 一頭や』で彼女と過ごす楽しいランチの続き。
ここはA5ランクの和牛専門店。
特選肉五種盛りが届く。
スタッフの若い女性が肉を説明してくれる。
でもマスク越しで小声で説明するので聞き取れない。
聞き直してメモを取りたいところだが、彼女が「わあ、美味しそう」と早く食べたい様子なので我慢する。
飲んでいるのは、ランチ・ワインのスパークリング。
グラスはシャンパーニュのG.H.マムだが、中身はスプマンテ。
これは確か二杯目。
チェヴィコがエミリア・ロマーニャ州で造る、カンティーナ・デル・レ、ヴィーノ・スプマンテ、キュヴェ・ブリュット。
肉を焼き始める。
やはりここの肉は美味い。
『平城苑』の肉専用ホットソースの名前は、ニクスコ。
肉を食べ始めたので、赤ワインに切り替える。
ランチ・ワインは、イタリア、ヴェネト州のボッテールが造る、リオーネ・デル・ファルコ、キュヴェ・ロッソ。
メルローとサンジョヴェーゼで造られた、気軽なワイン。
肉をどんどん焼いていく。
このロースターは性能が良いので洋服に臭いが付く心配はない。
彼女は「フレンチかイタリアンだとばかり思っていたので焼肉と聞いてびっくりしたけど、お肉が美味しくてこんなランチも好いわね」とのこと。
〆のお茶を飲み終えると、場所を変えて軽く飲んで帰ることにする。
「コレド室町テラス」を出て向かったのは、福徳神社。
ではなく、その向かい側、「コレド室町2」にある『ヴィノスやまざき』。
ところがこの時間はワインのみの提供で、厨房はお休み中とのこと。
そこで向かったのは、「コレド室町1」にあるスパニッシュ、『BIKiNi PICAR』。
”ピンチョスの伝道師”と呼ばれるジョセップ・バラオナ・ピニェス氏のお店。
氏の出身地であるカタルーニャ料理のお店だ。
ランチタイムが終わり、店の中は戦を終えた静けさ。
人気店なので先程までは満席だったのだろう。
店長さんが「お好きなところにお座りください」と言って、親切に迎えてくれる。
彼女と過ごす日本橋の楽しい午後は続きます。