上野広小路のイタリアン、『アルヴィーノ』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
飲んでいるワインは、イタリア、シチリアのセッテソリ協同組合が造るメディテッラニコ、グリッロ、2019年と、フランス、ラングドック・ルーションのドメーヌ・ポール・マスが造るジャン・クロード・マス、シャルドネ、レゼルヴ、2020年。
初かつおのたたきマリネ、根セロリのピュレ。
思っていたのと異なるヴィジュアル。
かつおの切り身が並び、その横にピュレが添えられているものと思っていた。
ピュレの下に、ざく切りになったかつお。
かつおに根セロリのピュレが良く合って美味い。
白ワインを四種類、各自二杯を飲んだ後は、赤ワインを選ぶ。
ここのグラスワインは一杯が180mlなので、四杯飲むとボトル一本分になる。
ちぃさんのワインは、フランス、ラングドック・ルーションのロダレが造る、カベルネ・ソーヴィニヨン、2019年。
ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン85%、シラー15%。
私のワインは、ブルガリアのロビコ・スフィンドルが造る、ギャムザ、2019年。
ぶどうはブルガリアの代表的地ぶどう、ギャムザ100%。
色合いの違いはほとんど無い。
でもワインの量が違うような、それともグラスの大きさが違うのか。
赤ワインでも乾杯。
ところが、一口飲んで・・・、ブショネ。
「ブショネのワインって、飲んだことが無い」と、ちぃさん。
そこで一口飲んでもらい、ブショネを知ってもらう。
ロビコが最後の一本ということで、店長の大塚さんが代わりに出してくれたのは、大好きなカリフォルニアのシンデレラ・ワイン。
カリフォルニアのブレッド&バター・ワインズが造る、メルロー、カリフォルニア、2019年。
ぶどうは、メルロー100%。
周りの景色が映っているので色合いがよくわからないが、左のカベルネと右のメルローで差が無いように見える。
壁に貼られた小さな特別メニューに目が釘付け。
にんにく増し増し男前ペペロンチーノは限定3食なのだそうだ。
もちろんプリモ・ピアットとして注文。
ここのパスタの麺は、淡路島で100年以上続く製麺所、淡路製麺の生パスタ。
厨房から良い香りが漂い始めたと思ったら、男前ペペロンチーノの到着。
確かに、にんにく増し増し。
ちぃさんの皿に半分を取り分けると、私はこのままいただくことにする。
しっかりソテーされたにんにくがホクホクで美味い。
明日はジムでトレーニング仲間から嫌われるかもしれないが、この美味しい誘惑には勝てない。
セコンド・ピアットは、和牛ロースの炙りカルパッチョ。
この火加減が素晴らしい。
〆の一杯はスパークリング。
イタリアのチェヴィコがエミリア・ロマーニャ州で造る、ラルス、スプマンテ、ブリュット。
グラスを引き取って飲もうとすると、「待ってください。継ぎ足します」と、更に注ぎ足してくれる。
なみなみスパークリングになった。
口で迎えに行き一口啜ったあと、こぼさないように注意しながら乾杯。
満腹満足で店をあとにする。
私達が角を曲がって見えなくなるまで、店長の大塚さんが見送ってくれた。
ところで、ここでは予約特典でワインボトルプレゼント券をもらえる。
三枚でボトル1本のサービス。
今回の訪問で三枚たまった。
「次回忘れずに持ってきて下さいね」と大塚店長。
近いうちに、上野の美術館とハシゴで訪問することになりそうだ。
来る時は仲御徒町からだったが、帰りは上野に出ることにする。
そんなに時間は遅くないのだが、上野駅の周辺に人影は少ない。
上野・御徒町でちぃさんと過ごす、美味しく楽しい夜でした。