福岡から来られた長年の友人、遊歩さんをお迎えしての二日目の朝。
遊歩さんを宿泊ホテルに迎えに行くと、歌舞伎座の前には多くの人垣。
六月大歌舞伎の第一部の公演を観に来た人たちだ。
実は私も別の日のチケットを買おうとしたが、満席だった。
ついでに歌舞伎座の地下、「木挽町広場」も覗いてみる。
待ち合わせ時間になったのでホテルロビーで遊歩さんをピックアップし、二日目のランチのお店に向かう。
そして到着したのは、神楽坂。
遊歩さんが行きたいとして名前を挙げた幾つかの場所から選択。
私が遊歩さんのために選んだランチのお店は、生粋のパリジャン、ナビルさんのお店、『ル・パリジャン』。
開店時間に予約していたので、今日ご一緒する皆さんとはお店の前で待ち合わせ。
開店と同時に一番乗り。
お店の中は煉瓦造りで、奥の壁は一面のセラーとなっている。
私達は人数が5人と多いので、入り口を入ってすぐ、厨房の隣のテーブル。
最初はスパークリングワインで、お久し振りですの乾杯。
メンバーは、福岡の遊歩さん、名古屋の海の桜さん、お迎えするのは、KEiさん、茶目子さん、そして私。
海の桜さん、KEiさんと遊歩さんはお久し振り。
そして茶目子さんは遊歩さんと初めまして。
茶目子さんと海の桜さんは、2019年12月の那覇以来。
昨夜シャンパーニュを浴びるほど飲んでいるが、一夜明ければまた美味しく泡を飲めるものだ。
グラスはシャンパーニュのG.H.マムのものだが、中身は気軽なヴァン・ムスー。
この日の記事は、時間順に、遊歩さん、茶目子さん、KEiさんが既にアップされている。
遊歩さんの記事。
茶目子さんの記事。
KEiさんの記事。
アミューズ・ブッシュは、タラのテリーヌ。
なかなか手の込んだ美味しいアミューズで、幸先良いスタート。
スープは、ガスパチョとピスタチオのヌガーグラッセ。
お店の方の説明は、ピスタチオのアイスクリーム。
ガスパチョをスプーンで掬って飲んでいると、溶けだしたピスタチオの味がどんどん絡まり、味変を楽しみながら食べ進むことが出来る。
バゲットと自家製バターが届く。
このバターが美味しく、パンが進む。
バゲットはお代わり自由。
白ワインで再び乾杯。
選んだワインは、アルザスのドメーヌ・エリック・ロマンジェが造る、シルヴァネール、2017年。
フランスのシルヴァネールは、ドイツで言えばシルヴァーナ。
フランケン・ワインのシルヴァーナは好きで、ニュルンベルクやミュンヘンでは何時も飲んでいた。
柑橘系の爽やかな香り、果実味と酸のバランスが良い爽快な辛口。
アントレは、セロリとイチジクのレムラード。
マスタードマヨネーズで和えたセロリが美味い。
大好物のイチジクの甘みがセロリのレムラードに素敵なアクセントを加えている。
このメンバーだと話が面白過ぎて、笑いが止まらない。
気が付くと、白ワインのボトルが空いてしまい、ナビルさんが「次どうする」と聞きに来る。
ナビルさんは人は良いのだが、とてもせっかち。
友人達と過ごす神楽坂での楽しいランチは続きます。