7月中旬のこと、大手町でちぃさんと待ち合わせ。
まず向かったのは、「俺のベーカリー」。
ここでパンを買おうと思ったが、何だか様子が変。
何と、6月末で閉店してしまっていた。
お隣のワインショップは営業していたので一安心。
今夜予約しているお店は、『グラン・メゾン オレノ』。
(現在は『俺のフレンチ グラン・メゾン』に店名が変わっています。)
俺のグループが”グラン・メゾン”を目指して総力を挙げて作った旗艦店。
店内はアッパーフロアーとローワーフロアーに分かれ、奥にはステージと大きなプロジェクター。
店の一番奥の壁には、ステージ上のピアノを紹介する大きな銘板。
このピアノはスタインウエイ&サンズのコンサート用グランドピアノの最高峰、D-274。
アッパーフロアーの壁にずらりと並ぶのは、ベルナール・ビュフェ。
右から左にひとつのストーリーで描かれている。
右側は田舎の絵で始まり、左側のこちらは都会の絵で終わっている。
テーブルの上には何時ものセッティング。
ここのグラス類は、sghrスガハラ。
今夜はシャンパーニュ・ディナー。
さっそくシャンパーニュを注いでもらう。
今夜もいっぱい飲みましょうの乾杯。
今夜のシャンパーニュは、エドシック・モノポール、ブルー・トップ、ブリュット。
エドシック・モノポールはランスに本拠地を構える歴史あるメゾン。
これはANAのビジネス・クラスでよく飲んでいたシャンパーニュ。
このシャンパーニュも良いものだが、『グラン・メゾン オレノ』の開業時から較べると、だんだん寂しくなっている感は否めない。
開店した頃のシャンパーニュは、ザヴィエ・ルイ・ヴィトン、ブジー、グラン・クリュ、ブリュット、しばらくしたらザヴィエ・ルイ・ヴィトン、トラディション、ブリュットになった。
そして今夜は初めてザヴィエ・ルイ・ヴィトンではなくなってしまった。
それでも、このシャンパン・ゴールドがワクワク感を演出する。
果実味、酸、ミネラルのバランスが素晴らしい。
セパージュは、ピノ・ノワール70%、シャルドネ20%、ピノ・ムニエ10%。
ソムリエの話しでは、昨今のヨーロッパ事情によりシャンパーニュの輸入量が細っていて、ザヴィエ・ルイ・ヴィトンはほぼ在庫切れとなり、年内の入荷は見込めないとのこと。
卓上に置かれたこの赤い丸い容器が何なのか気になっていた。
開けてみると、塩だった。
アミューズ・ブッシュは、ここの定番、”トリュフパイの実”。
”グラン・メゾン”でありながら、この遊び心が楽しい。
箱の中には、黒トリュフが一切れ乗った、一口パイ。
シャンパーニュによく合って美味い。
ちぃさんと過ごす、大手町のフレンチ、『グラン・メゾン オレノ』での楽しい夜は続きます。