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Channel: ワインは素敵な恋の道しるべ
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今年は素敵にパリ祭ディナー、メゾン ポール・ボキューズ、代官山 3

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代官山のグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』で開催されたパリ祭のパーティーに彼女と共に参加した素敵な夜の続き。

 

三種類目のワインは大好きな造り手の白。

 

クローディ・ジョバールが造る、モンタニー、プルミエ・クリュ、マドレーヌ、2019年。

 

クローディは私のブログの常連ワイン。

ブルゴーニュで人気の女性醸造家で、自らのドメーヌを率いると共に、ブルゴーニュの名門ネゴシアン・エルヴール、ルモワスネの醸造責任者も務めている。

 

柑橘系のフレッシュな香り。

クローディのワインは、何時もはリュリーの2013年や2015年を飲んでいるので熟成が進んでいるが、このモンタニーは2019年と若いので味わいは全く異なる。

洋梨や白桃の果実味に微かなスパイスのヒント、豊かなミネラルを持つ骨太なボディ。

 

甘鯛のポワレ、ジャガイモのクルスティアン。

オレンジの効いたブールブランソース、赤ワインとフォンドヴォーのアクセント。

 

ジャガイモのクルスティアン(クリスピーなジャガイモ)を魚の鱗に見立てた料理は、『ポール・ボキューズ』のスペシャリティ。

 

添えられているのは、黒オリーブのブリオッシュ。

 

ジャガイモのクルスティアンの下には、甘鯛のポワレ。

ブールブランソースが良く合って美味い。

 

魚料理が美味しいと、クローディのワインも進む。

 

ソースが美味しいので、掬って食べるため二つ目のパンをもらう。

 

赤ワインも素晴らしい造り手の最高峰のワインが出された。

 

スッド・ウエスト、マディランの帝王、アラン・ブリュモンが造る、シャトー・モンテュス、ラ・ティル、2007年。

アラン・ブリュモンはスッド・ウエスト唯一の五つ星生産者であり、またその功績によってフランス最高勲章、レジョン・ドヌールを受賞している。

 

このラ・ティルは、ドメーヌ・アラン・ブリュモンの高級ブランド、シャトー・モンテュスの中の最上級ワイン。

 

熟したプラム、カシスの香り。

15年近い熟成を経て円やかだが濃厚な果実味、重厚なストラクチャー、そして長い余韻。

まさに至高のワインだ。

セパージュは、タナ98%、カベルネ・フラン2%。

熟成はシュール・リーで14~16ヶ月。

新樽比率は60%で、残り40%は一年落ちの樽。

 

グラスに残るワインの涙が見えるだろうか。

とても粘度が高く、アルコール度数も14.5%と高い。

 

『ポール・ボキューズ』各店のシェフが現れ、ヴィアンドの仕上げが始まる。

彼女と代官山の『メゾン ポール・ボキューズ』で過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 


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