北千住のバー、『ドランブイ』で、ちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
ここは数々の名店で修業を積んだ梅本裕基氏のお店。
店内のインテリアはとてもシック。
棚に並ぶのは貴重なバカラのグラス。
ここは使われているグラスも灰皿もバカラ。
梅本さんは、バカラの『B bar Roppongi』でも修行されている。
(この二枚の写真は”男の隠れ家”からお借りしました。)
最初に頼んだのは、ウォッカマティーニ。
ステアでお願いしたので、オーナーバーテンダーの梅本さんがミキシンググラスをセット。
ミキシングしたウォッカマティーニを二つのグラスに注ぐと、レモンの皮をさっと絞って香り付け。
オリーブを入れて出来上がり。
ちぃさんと乾杯。
久し振りに飲むドライなウォッカマティーニが美味しく、五臓六腑に沁みる。
二杯目は梅本さんのシェーカー捌きを観たくなり、ギムレットをお願いする。
所作に無駄がなく、鮮やかな手際でギムレットがグラスに注がれる。
ギムレットはちぃさんに。
強いカクテルを女性に勧めると下心があると思われるが、ちぃさんに限ってはその心配はない。
飲み較べをすると私の方が先に倒れることは間違いないからだ。
グラスの左後ろに見えているエイリアンの肉塊のようなものは、ハモンセラーノの原木。
私はアイラモルトのアードベッグをストレートで。
またまた乾杯。
アイラモルトのこのヨード香がたまらなく好きだ。
半分をストレートで、残り半分はトワイスアップで飲みたいと頼んだので、ミネラルウォーターとスポイドも出される。
トワイスアップにすると、一層香りが立って美味い。
梅本さんに今夜の礼を述べ、帰途に就く。
のはずが、強いお酒を飲むと小腹が空くものだ。
「マタドールの新しいお店が出来たので行ってみましょうよ」とちぃさん。
『マタドール』は牛骨ラーメンで人気のお店。
新店はみそ味専門なのだそうだ。
立派な構えの銭湯がある。
ところが新店は既に営業時間終了。
〆ラー難民となる。
駅周辺に戻り、選んだお店は横浜家系らーめん『武蔵家』。
『焼きあご塩らー麺 高橋』もすぐ近くだが、二回続けて行っているので今夜は違う店を選んだ。
まずはリセットビールで乾杯。
『らむすけ』の時に北千住はサントリー比率が高いと書いたが、ここはアサヒスーパードライ。
薬味をチェック。
手前は、生姜、コチュジャン、ニンニク。
「ライスを付けますか」と聞かれ、勢いで「お願いします」と答えてしまった。
小さな茶碗のライスを想像していたが、丼で届いた。
ラーメンが届く。
ちぃさんはレディース盛り。
そして私は何を勘違いしたのか、発券機の大盛ボタンを押してしまったようだ。
麺の量が多く、スープが見えない。
黒胡椒、胡麻、コチュジャンそして、「らむすけでも食べたから、入れても大丈夫だよね」とニンニクも。
食べても食べても麺が減らない。
と言いながら、ライスもパクパク。
胃が重すぎて、歩くのが辛い。
店を出ると店長さんが追いかけて来てくれ、キャンディーを二本くれた。
ちぃさんと過ごす、北千住での楽しいハシゴ酒でした。