歌舞伎座を出ると、小腹が空いてきたので軽く食べて帰ることにする。
ランチは13時半から15時半と遅かったが、團十郎襲名披露公演が16時からほぼ20時まであったので、少しお腹に入れることにした。
東銀座から日比谷線に乗って降り立ったのは、終点の北千住。
どの店にしようか色々相談したが、また感染者数が増えている中、若者で混雑したお店には行きたくない。
そこで選んだのは、スシローの別形態で北千住に新しく出来た『杉玉』。
まずはプレモルで乾杯。
店内にはそこそこ客が居るので撮影は控えたが、テーブル間隔も充分に取られ、カウンター席にはパーテーションもある。
カウンターには若い女性の一人客がお二人、食事をしている。
女性一人でも安心して入店できるのは良いお店ということ。
ちぃさんは神楽坂の『杉玉』で飲んだことがあるが、私は初めて。
どんな料理があるのかメニューをチェック。
すぐに届くメニューからは、ピリ辛鶏皮煎餅。
アジフライは食べたいが、ふたりともそれほどお腹が空いている訳ではないので、一枚を二人で分けることに。
タルタルをいっぱい乗せ過ぎた。
なかなか美味い。
生ビールを飲み干すと、冷酒を注文。
和歌山県海南市の平和酒造が醸す、紀土 純米酒。
麹米は山田錦と五百万石で精米歩合は50%。
掛米は一般米で精米歩合は60%。
酵母は、協会7号。
ちぃさんは、いつものハイボール。
”いつもの・・・”というのはこのお店の商品名。
私の日本酒がこぼれそうなので乾杯は出来ない。
欲張りなシュウマイ3種盛り(海老、イカ、うなぎ)。
銀シャリがシュウマイに代っただけのヴィジュアル。
鮨屋がシュウマイを作るとこうなるという料理だ。
杜氏鑑 山田錦という酒があったので注文すると、白鶴だった。
兵庫県神戸市東灘区の白鶴酒造が醸す酒で、使用米は兵庫県産山田錦。
ちぃさんの飲み物は、角ハイボール。
鮨屋なので、鮨も少しつまむことにする。
ちぃさんは厳選2貫の、中トロと軍艦いくら。
私は王道3貫の、アジ、生たこ、とろ〆さば。
ちぃさんは光り物が苦手だが、私は大好きなのでどうしても光り物に寄ってしまう。
酢飯は赤酢。
醤油皿が面白い。
外の輪は”ばしゃばしゃ”、真ん中の輪は”ふつう”、内側の輪は”ひかえめ”。
もちろん私達は”ひかえめ”。
ちぃさんが恐ろしいものを見付けてしまった。
鮨で〆たつもりだったが、〆のメニューにラーメンがあるのだ。
鯛出汁あさりたっぷりラーメンを二杯注文。
〆のメニューなので、普通のラーメンに較べれば量は控えめ。
鯛出汁は濃厚。
あさりもたっぷり入っている。
これは美味い。
出汁まで完食。
外に出ると夜はすっかり更け、道行く人も少なくなっている。
歌舞伎の終演が20時だったので、『杉玉』に入店した時は20時30分を過ぎていた。
駅に戻り、帰途に就くことにする。
ランチはベルギー料理の『デリリウム・カフェ』、そして歌舞伎座で團十郎襲名披露公演鑑賞、〆は和食の『杉玉』と、充実した一日でした。