川越の大学時代の友人宅で新年会の翌朝。
朝食を済ませると、蔵の街に買い物に出掛ける。
私は何度か買い物をした和風小物の店で買いたいものがあったのだが、その話をすると川越の友人ともう一人の友人が付き合ってくれることに。
友人の家から蔵の街は歩いてすぐ近く。
収納庫の窓から家光の山車を覗き込んだりしながらクレアモールを街歩き。
「小江戸蔵里(こえどくらり)」に立ち寄り。
ここは川越の造り酒屋、旧鏡山酒造の跡地に出来た観光施設。
明治蔵(お土産処)、大正蔵(まかない処)、昭和蔵(ききざけ処)の三つの蔵がある。
友人は代々川越生まれの川越育ち。
観光案内図を見ながら、街の成り立ちを詳しく説明してくれる。
次に向かったのは、川越 熊野神社。
多くの初詣客が訪れている。
ここは1590年に紀州熊野から分祀された、開運、縁結び厄除けの神社。
巫女さんも忙しそう。
道灌の山車は中を見ることができない。
二か所目の初詣は、蓮馨寺。
ここは徳川家ゆかりの浄土宗寺院。
葵の紋が付いている。
彫り物の龍が立派だ。
本堂の前には、おびんづる様。
なでると病気が治るとされている。
中央通りに出ると、蔵造りの街に進む。
途中、以前彼女と食事をした焼鳥屋、『もとはし本店』の前を通ったが、閉店していた。
焼鳥の前に彼女と立ち寄った河越抹茶のカフェ、『ライトニング・カフェ』も無くなっていた。
どちらのお店もコロナ禍を乗り越えることが出来なかったようで残念だ。
彼女との川越訪問記はこちら。
この建物は昔の「丸広百貨店」の正面玄関。
「丸広百貨店」自体は今は本川越駅の近くに移転している。
客待ちの人力車。
まだ朝早いので車夫は手持無沙汰そう。
蔵造りの町並みに来ると、観光客の姿が徐々に増えてきた。
三箇所目の初詣は、曹洞宗の冷月山長喜院。
川越に来れば、やはり時の鐘は観ない訳にはいかない。
ウン十年前、友人に初めてここに案内してもらった時は、周辺にお店など無く、裏寂れた雰囲気だったことを思い出す。
友人にお願いして、懐かしい場所に案内してもらった。
それは、『HATSUNEYA GARDEN』。
ここは友人が結婚披露宴を開いた場所で、もちろん私ももう一人の友人も出席した。
次に友人が案内してくれたのは、昔の歓楽街。
子供の頃、ここには近付いてはいけませんと言われていたそうだ。
路地の両側に崩れかけた日本家屋が並んでいるが、幾つもの建物が居抜きでお洒落なお店に変身しているのが驚き。
耐震基準を満たしているとはとても思えない。
名所を次々と案内してもらう。
こんな小路の店で飲むのも楽しそうだ。
そろそろ和風小物のお店で買い物をしようと向かったら、お店の前に長い行列。
何故かショーウィンドウにはミッフィーが。
何と、和風小物のお店が「みっふぃー蔵のきっちん&べーかりー」に変わっていた。
小江戸の蔵の町にミッフィーのお店を作る必要は全く無いと思うのだが、そして蔵の町まで来てここに多くの客が押し寄せているのが不思議。
結局買い物は出来ず、元来た道を戻る。
車道にはみ出て歩かないといけないほど観光客が増えてきた。
食べ歩きが出来るお店の前には、どこもかしこも長い行列。
目的の和風小物は買えなかったが、和菓子店でお土産を購入。
友人が、歩き疲れたから団子を食べようと言って連れて行ったくれたのは、『いせや』。
中央通りにも和菓子の『伊勢屋』があるが、ここは一本隣のクレアモールにある『いせや』。
みたらし団子を購入。
店内の椅子に座って食べる。
これは美味い。
食べ終えると、帰途に就くことにする。
友人達との楽しい川越散策でした。