4月のこと、銀座のベルギークラフトビールのお店、『デリリウムカフェ』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
ビールは早くも三杯目。
他にスパークリングワインも飲んでいる。
選んだビールは、この店の運営会社、リオ・ブルーイング&コーが造る、ボタニカ。
春のエルダーフラワーの香りを纏った心地良いビール。
黒毛和牛門崎熟成肉と手長海老のグリル。
「これは手長海老と一般的に呼ばれてるけど、本当の名前は赤座海老なんですよ」と私。
「イタリア語でスカンピ、フランス語でラングスティーヌです」などど、酔って饒舌になっている。
黒毛和牛の焼き色が食欲を掻き立てる。
二人の皿に取り分ける。
スカンピは一口で食べてしまえる大きさ。
肉をじっくり味わう。
肉には赤ワインを注文。
イタリア、シチリアのカンティーネ・エウロパが造る、ロチェーノ、ネレッロ・マスカレーゼ。
エウロパは2,000を超えるぶどう栽培農家と3,600ha以上のぶどう畑を傘下に持つ協同組合。
ぶどうはシチリアの地ぶどう、ネレッロ・マスカレーゼ。
リゾットが届き、テーブルでパルミジャーノを削りかけてくれる。
「お好きなだけチーズを削りますよ」ということで、多めに振り掛けてもらう。
削りたてパルミジャーノと帆立とブロッコリーのリゾット。
リゾットには白ワイン。
赤と同じく、シチリアのカンティーネ・エウロパが造る、ロチェーノ・グリッロ。
ぶどうは、シチリアの地ぶどう、グリッロ。
リゾットを取り分ける。
パルミジャーノの香りがとても良い。
食後の燻製チーズとシャルキュトリーの盛り合わせ。
食後にビールのおつまみに最適な料理が出るとは、流石クラフトビールのお店。
そこで四種類目のビールを飲むことにする。
リオ・ブルーイング&コーが造る、エクリプス・トリプル・ミエル。
またまた乾杯。
濃厚なビールで、アルコール度数は8%と高い。
〆の五杯目のビールは、最初に飲んだのと同じ。
ベルギーのルル醸造所が造る、ルル・エスティバル。
「今夜もよく飲んだね」の乾杯。
バランスが良い美味いクラフトビールだ。
デザートは、ピスタチオのジェラート。
いっぱい飲んだ後のジェラートは良い口直しになる。
歌舞伎の夜の部を観てからゆっくり食事をしたので、今夜はとても遅い時間となってしまった。
それでも店は満席。
今夜も結構飲んでしまった。
お店の前にも欧米系の観光客の親子。
今日は歌舞伎座にもここにも多くの外国人が居て驚いた。
インバウンド需要は徐々にではあるが着実に戻ってきているようだ。
『銀座みゆき館』の角を曲がり、晴海通りに出る。
ここは”銀座で一番美味しいモンブラン”のお店、『銀座みゆき館』。
今夜も銀座ピアスビルが美しく輝いている。
ここにあった『レストラン タテル・ヨシノ』が閉店してしまったのは残念だ。
ちぃさんと過ごす、東銀座の楽しい夜でした。