4月のこと、銀座の外堀通りを散策。
銀座の柳の新芽も随分緑が濃くなってきた。
外堀通りの先に見える大きなビルは、東京駅前の八重洲センタービル。
八重洲再開発は、銀座からの眺めも変えている。
今夜のディナーの場所はここ、「マロニエゲート銀座1」。
。
1階にディーゼルが入居し、ウィンドウが派手になった。
今夜のディナーの場所は何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』。
”何時もの”というのは、コロナ前は年に10数回はここで食事をしていたので、ここを”何時ものフレンチ”と呼んでいた。
開店と同時に入店したので、一番乗り。
広いお店だが、人気で今夜もほとんどのテーブルが埋まっている。
窓の外には夕闇が迫りつつある。
銀座東急プラザの左上に小さく突き出しているアンテナのようなものは、東京タワーの先端部。
今夜も何時ものテーブルセッティング。
彼女が到着し、早速スパークリングワインで乾杯。
ここのところヴーヴ・アンバルはロゼばかり飲んでいたので、今夜は久し振りにクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2019年。
素晴らしい泡立ち。
ミレジムは果実味が強く、活き活きとした酸味も心地よくとても美味い。
アントレは、グリーンアスパラガスのサラダ、ポーチドエッグ、ブランダードのタルト。
日本語メニューにはポーチドエッグと書かれているが、フランス語メニューではウッフポッシェ。
ウッフポッシェは大きなジャンボン・クリュで包まれている。
ブランダードのタルト。
ブランダードの材料は通常は鱈とジャガイモ。
これは、鯛と鮃を油を使わずに鍋で炒め、ジャガイモを加えて作られている。
グリーンアスパラガスは栃木県産。
バゲットが届く。
美味しいのでお代わりをしていただく。
竹内支配人お薦めの白ワインは、初めて飲む銘柄。
ラングドックのバロン・ドッピアが造る、ヴィオニエ、2021年。
ヴィオニエと言えば、ローヌのコンドリュー。
ラングドックのヴィオニエがどんな味わいか興味津々。
レモン、青リンゴ、白い花、蜂蜜の香り。
フレッシュでトロピカルな果実味、綺麗な酸、引き締まった辛口。
果実味が重いのではと思ったが、予想に反して洗練されたボディで美味い。
ポワソンは、高知県産真鯛のポワレ、アサリ出汁とグリーンピースのソース。
グリーンピースのソースの上には、アサリ出汁と牛乳のエスプーマが掛けられている。
真鯛のポワレの上には、海老とマッシュルームのタルタル。
真鯛は身が厚く、旨味が強い。
そこに海老とマッシュルームのタルタルが加わることにより、味わいが大きく広がっている。
今夜の星野シェフの料理も創意工夫が素晴らしい。
ラングドックのヴィオニエとの相性が良く、食事もワインも進む。
銀座の何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。