またまた時系列を飛び越えて、9月のこと、彼女が肉を思いっきり食べたいとのことで、シュラスコを食べに行くことにした。
向かったのは『新丸ビル』。
何時ものように、この長いエスカレーターで1階に上る。
1階のロビーは何時も人が少なく、この広々としたシックな空間が好きだ。
彼女と待ち合わせているお店は、『バルバッコア・クラシコ』。
彼女が到着し、店内に進む。
開店後間もないので店内に客の姿は僅かだが、今夜も予約で満席なのだそうだ。
私たちのテーブルは何時ものとおり、店の一番奥の窓際。
最初はスパークリングワイン。
オーストラリア、ヴィクトリア州のアンドリュー・ピースが造る、アンドリュー・ピース、スパークリング、シャルドネ・ピノ。
アンドリュー・ピースは、ワインメーカーズ・ノートの造り手として有名。
綺麗な果実味を酸とミネラルが引き締め、フレッシュかつ爽快なボディを形成。
セパージュは、シャルドネ80%、ピノ・ノワール20%で、シャルマ方式で造られている。
まずはサラダバーへ。
新鮮なサラダがたっぷり。
どれも食べたくなるが、肉を食べられなくなるので取り過ぎ注意。
チーズやシャルキュトリーも美味しそう。
ドレッシングは6種類。
私はシャンパン・ドレッシングを選ぶ。
フェイジョアーダもあるが、何時も肉でお腹がいっぱいになり、ここでは一度も食べたことがない。
かなり抑制したつもりだが、それでも大きな皿がいっぱいになった。
「お皿が大き過ぎるのがいけないのよね。サラダでお腹をいっぱいにしようというお店の策略かしら」と彼女。
「自制心のテストみたいな心境だけど、今回もお店の策略にハマったみたい」と私。
でも肉を食べる前にベジファーストは必須だし、大好きなパルミットとパルミジャーノ・レッジャーノは外せない。
スパークリングワインを2杯飲んだ後は、白ワイン。
このお店の好きな点は、ワイングラスが良いこと。
アルゼンチン、メンドーサのカテナが造る、カテナ、シャルドネ、2021年。
メンドーサはアルゼンチンの中心的ワイン産地。
自社畑で収穫したシャルドネを自然酵母で発酵させ、フレンチオークの樽でシュール・リーで10ヶ月間熟成。
アルコール度数は13.5%と強い。
カリフォルニアの上質のシャルドネを彷彿とさせる味わい。
豊かな果実味、活き活きとした酸とミネラルを持つシャルドネが美味い。
サラダに合わせ楽しむ。
彼女と過ごす、丸の内の楽しい夜は続きます。