9月のこと、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』で開催された”16周年記念パーティー”に彼女と共に参加した楽しい夜の続き。
今夜の料理は、北海道美瑛町とのコラボメニュー。
今夜の赤ワインは、コルシカ島のドメーヌ・オランガ・ドゥ・ガフォリが造る、パトリモニオ・ルージュ、クロ・サン・キリコ、2019年。
オランガ・ドゥ・ガフォリはコルシカ島北部の銘醸地、パトリモニオに56haの畑を有する家族経営のドメーヌ。
「このワインはオーガニックなんだね。認証マークが二つ付いている」と私。
「このマークは何なの」と彼女。
「ABはAgriculture Biologiqueの略でフランス政府のオーガニック認証マーク、右側はEUのオーガニック認証マークのユーロリーフだよ」と私。
「ホント、貴方と一緒にいると勉強になるわ」と彼女。
ヴィアンドが届く。
ファームズ千代田びえい和牛サーロインのロースト、軽いジューソース。
本山さんの玉ねぎののポムリヨネーズと濱田さんのブロッコリー。
付け合わせのポムリヨネーズはリヨンの伝統料理で、じゃがいもとローストした玉ねぎをリヨネーズソースで和えたもの。
びえい和牛のサーロインの焼き色が素晴らしく、口の中でとろける美味しさ。
濃厚なクロ・サン・キリコが牛肉によく合う。
食後もクロ・サン・キリコを注いでもらい、のんびりと味わう。
色合いは濃いルビー。
カシスやプルーンの凝縮した果実のニュアンス、活き活きとした酸とタンニンも併せ持つエレガントなボディ。
ぶどうはニエルッキオ。
サンジョヴェーゼの亜種で、コルシカで最大の作付面積を持つぶどう品種。
デセールが届く。
村上さんの美瑛メロンのパルフェ、ペルノーとミントのゼリー、美瑛ファームのフロマージュブラン、バニラアイスクリームと桃のグラニテ。
何だか美瑛がてんこ盛りのデセール。
美瑛メロンが美味い。
今夜の〆の飲み物はハーブティー。
撮影前にがぶりと飲んでしまった。
広い店内は常連客で満席。
こんな賑やかな様子を見ると、コロナによる規制が無くなって良かったと実感する。
テーブルに挨拶に来てくれた星野シェフと記念撮影。
この次は彼女と星野シェフを撮影。
すると代官山の『メゾン ポール・ボキューズ』の先崎支配人が「撮影しますよ」と来てくれ、星野シェフと彼女と私と三人で撮影。
星野シェフはYouTubeでも人気のシェフ。
シェフの料理教室の動画を貼り付けておく。
ところで、星野さんは5月から金沢の『ジャルダン ポール・ボキューズ』のシェフに栄転されることとなった。
後任は、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』の鈴木シェフ。
今夜のワインも素晴らしかった。
各店から応援に来られている支配人やシェフに見送られ、店をあとにする。
ポール・ボキューズさんの在りし日の姿を撮影していると、星野シェフが現れ写り込んでしまった。
「マロニエゲート銀座1」を出ると、数寄屋橋方面に散策。
「銀座東急プラザ」の一階の店がバリーからバレンシアガに変わったが、このビルが出来て以来バリー時代が長かったのでまだしっくりこない。
ソニーの再開発ビルの高さが増してくると、メゾン・エルメスの光り輝く壁面が見えなくなってきた。
彼女と過ごす銀座の夜は素敵に更けていきました。