寒い季節に暖かい部屋で飲むスパークリングは美味いものだ。
ヴィンテージ物やプレミア・クラスのシャンパーニュを飲もうかとも思ったが、それらは彼女と飲むために置いておくことにした。
結局、デイリー・ワイン用のセラーから取り出したのは、オーストラリア、ジェイコブス・クリークのブリュット・キュヴェ、シャルドネ・ピノノワール。
このワイナリーは、1847年にドイツ・バイエルン出身のヨハン・グランプがジェイコブス・クリークという小川沿いに最初のぶどう畑を開墾したのが始まり。
オーストラリアを代表するワイナリーで、長い歴史と多くの受賞歴を持つ。
生産されたワインの80%は海外に輸出され、世界中で飲まれているブランドである。
ぶどうはシャンパーニュと同じく、シャルドネとピノ・ノワール。
シャンパーニュ方式にこだわり、瓶内二次発酵をさせた本格的スパークリングなのだ。
ジェイコブス・クリークのブランドが作られたのは1970年で、このスパークリングがリリースされたのは1998年と比較的新しい。
でも、泡の大きさはシャンパーニュよりちょっと大きめの感じがする。
口に含むと、甘い果物の香りに、香ばしいナッツのニュアンスが混じる。
気軽に飲むことが出来る、こんなスパークリングの存在はありがたい。
随分シンプルなミュズレだが、一応コレクションに加えておくことにしよう。
今夜も楽しい、お家ワインでした。