『ポールボキューズ銀座』で開催されたワイン会に彼女と共に参加。
今夜のワインは、何時もとは違っている。
最初の泡はひらまつ特性のアペリティフではなく、何時もはアペリティフのベースとして使われているヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュがそのまま出された。
と言っても、アペリティフのベースはミレジム、2012年だが、今夜はブリュット・ロゼ。
ヴーヴ・アンバルのロゼを飲むのは初めてなので楽しみ。
甘いストロベリー系の香りを持つが、口に含むときりりと引き締まった辛口。
さすがクレマンを代表するクレマン専門のメゾンだけあって、素晴らしいロゼだ。
彼女は、「何時もの甘いフルーツのアペリティフよりこっちの方が好き」との評価。
「そんなことを言ったら、ジャン・ポール・メッテが悲しむよ」と私。
ジャン・ポール・メッテはフルーツ・リキュールのスペシャリストで、何時ものアペリティフはヴーヴ・アンバルのクレマンにジャン・ポール・メッテのリキュールとフルーツジュースをマリアージュして造られているのだ。
ポール・ボキューズの名前が刺繍されている。
開始時間より早く着いたので、店内はまだ閑散としている。
会の始まりを待ちながら、彼女とアペリティフを飲みながら過ごす時間が好きだ。
カウンターの奥に、ジャン・ポール・メッテのフルーツ・リキュールの瓶が並んでいる。
何時もは華やかに見えるのだが、今夜は寂しそう。
そのためか写真も暗く写ってしまった。
前菜は、サーモンフュメのタルタルと根セロリのムースリーヌ、フランボワーズヴィネグレットと彩り野菜のサラダ仕立て。
ロゼのクレマンと調和した彩りも綺麗。
銀座の『ポールボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜の続きはまた明日。