バンコク発コルカタ行のタイ航空便に搭乗する。
時刻はもうすぐ午前零時、日本時間で言えば午前二時。
コルカタには現地時間で零時半に到着するので、日本時間では午前4時になる。
この便に搭乗する時は、ラウンジに7時間もいたのだから、仮眠を取っておけばよかったと何時も思う。
そして機内では寝て行こうと思うのだが、この食事が出されると深夜にもかかわらず飲み食いしてしまうのだ。
まずはシャンパーニュと前菜を味わう。
パルメール、ブリュット・レゼルヴ、セパージュはシャルドネ50%、ピノ・ノワール40%、ピノ・ムニエ10%。
右側がボルドー、フロンサックのシャトー・ラ・ヴィエイユ・キュール、2007年。
左側がボルドー、オー・メドックのシャトー・ドーリャック、2011年。
素晴らしいフルボディである。
赤と共に、メインの牛肉料理を食べてしまう。
そして、ちゃんと食べてしまう。
う~、こんな深夜にお腹はいっぱい。
コルカタ空港に到着すると、正面出口は封鎖され、ターミナルの一番端にある出口から出ろと言う。
大きなスーツケースをごろごろと押しながら、長い距離を歩き、やっと外に出たところでホテルの迎えの運転手と合流。
近付いてみると、消防車まで来ている。
何があったのか、車を停めて見物人に聞いてみた。
男性が、正面入り口に持ってきた大きなバッグを置いてそのまま立ち去ったとのこと。
爆弾テロの疑いがあると言うので、爆発物処理班が来てバッグの無害化を行っているのだと言う。
運転手に急いでこの場を離れるように指示する。
そこまでわかっていて、この見物人の多さには驚かされる。
翌日のTV番組でも何も報道されていなかったところをみると、結局爆発物ではなかったのだろう。
大変な出迎えを受けた、久し振りのコルカタでした。