インドでの楽しみのひとつは、クラブ・ライフ。
こちらの友人が名門クラブのメンバーなので、連れて行ってもらうことにした。
広大な敷地に建つクラブ・ハウス。
建物に入ると、メンバーズ・バーに向かう長い廊下。
真ん中で立ち止まり、入り口を振り返る。
そして進行方向に向き直る。
長い廊下の左右の壁に掛けられているのは、ゴルフ・クラブの歴代チャンピオンの名前や、倶楽部の理事、役員の銘板。
この数の多さを見るだけで、ここがいかに長い歴史を誇るクラブであるかがわかる。
長い廊下をずっと先に進み、クラブのランジバーに向かう。
ここがクラブのラウンジ・バー。
普通はここで飲んでからレストランに席を移すのだが、日本人にとってはインドの夕食の時間は遅すぎる。
レストランがオープンする時間も遅いので、バーで軽い料理を取り寄せて食事に代えることにしている。
まずはお決まりの冷えたビール。
今夜はキングフィッシャーではなく、カールスバーグでスタート。
デンマークの、デンマーク王室御用達のビールであり、デンマークではカールスベアと呼ばれているようである。
実はドイツにもKで始まるカールスバーグがあり、これはデンマークのCで始まるカールスバーグと区別するためにカールスブロイと呼ばれているのだ。
このカールスバーグは、インド国内でライセンス生産されたものである。
ピーナッツに、刻んだ玉葱とチリを混ぜたもので、病み付きになる美味しさである。
調理場にポップコーンマシーンがあるようで、注文の都度出来立ての熱々のポップコーンが届けられる。
マサラ・パウダーが掛けられていて、映画で言うところの”魔法のスパイス”を実感できるのだ。
ピッツァ・トースト。
飲んでばかりいると酔ってしまうので、お腹に溜まるものも食べることにする。
ピリ辛ソースが美味い。
これはベジタリアンの定番メニューだが、油を使っているのでカロリーは高い。
ここで初めて食べるメニュー。
なかなかイケるが、これもカロリーは高そう。
インドで最も消費量が多いスピリッツは、ラム。
サトウキビから砂糖を生産しているので安価に原料を調達することが出来、従ってウイスキーやジンに較べて安いのだ。
インドのクラブ・バーでのんびりと味わった、フィンガーフードの夕食でした。