白金台のイタリアン、『グラッポロ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
二杯目の白ワインは、カンパーニャ州のイ・ペントリが造る、ファランギーナ、2012年。
今夜の白は、シチリア、カンパーニャと南のものを選んでいる。
イ・ペントリは、2002年創業の小さな家族経営のワイナリー。
イ・ペントリとは、ワイナリーの所在地に居住していた古代サムニウム人の部族の名前なのだそうだ。
果実香に、香ばしいアーモンドのニュアンスが混じる。
果実味が強く、酸も引き締まっている。
ぶどうはもちろんファランギーナ100%。
ステンレスタンクで発酵後、5か月間熟成させ、瓶詰後に更に3ヶ月間寝かせて出荷されている。
温かい料理も食べたくなったのだ。
オーヴンから取り出された熱々の野菜からは美味しそうな香りが立ち昇る。
二人の皿に野菜を取り分け、味わう。
ファランギーナに良く合って美味い。
量は少なく見えるが、生の時はこの何倍もの嵩があったのだろう。
ムール貝のスープ。
二人ともムール貝は大好きなのだ。
ナポリ近郊で採取されるミネラル・ウォーターで、浅い井戸から取水しているので、発泡性ではない。
白金台の『グラッポロ』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。