銀座の『ブラッスリー・ポールボキューズ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
アペリティフの次は、白ワイン。
今夜の白は、マグナム・ボトル。
ローヌのファミーユ・ペランが造る、ラ・ヴィエイユ・フェルム、マグナム、2010年。
ファミーユ・ペランの歴史は、1909年にシャトー・ド・ボーカステルを購入したことから始まり、今ではローヌを代表する造り手の一つとなっている。
口に含むとフレッシュなフルーツの香りを持つ。
今まで飲んだことのない複雑な味わい。
ソムリエに聞くと、セパージュはグルナッシュ・ブラン30%、ブール・ブラン30%、ユニ・ブラン30%、ルーサンヌ10%。
ぶどうは有機栽培され、90%はステンレスタンクで、10%はオークの新樽で熟成されているとのこと。
魚料理は、ハーブとニンニクの香る小烏賊のコンフィ、南仏風トマトのリゾット添え。
南仏のワインに南仏の料理、とても良く合う。
今夜の料理も洗練され、ワインに上手く合わせて考えられている。
アラン・ガルティのコート・デュ・ヴィヴァレ、2007年。
アラン・ガルティは1970年代に畑を購入した若いワイナリーだが、間違いなくコート・デュ・ヴィヴァレを代表する造り手である。
ぶどうはビオディナミで栽培され、発酵には自然酵母を使用。
豊かなぶどうの凝縮感と強いタンニンを持ち、樽香も心地よい。
ぶどうはシラーが70%、グルナッシュが30%。
赤ワインに合わせる肉料理は、鹿肉とフォワグラのショーソン、ソース・ポワヴラード、春香独活とじゃがいものアラクレーム。
これは赤ワインとの相性がとても良く、観て楽しく食べて美味い料理だ。
銀座の『ブラッスリー・ポールボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。