今夜は彼女と、赤坂見附のカリフォルニア料理とワインの名店、『あじる亭カリフォルニア』にワインを持ち込んでの会食。
最初のワインはお店に敬意を表し、店のセラーからスパークリングをチョイス。
ドメーヌ・カーネロス、ブリュット・ヴィンテージ、2010年。
シャンパーニュの名門メゾン、テタンジェがカリフォルニアのナパ、カーネロス地区で生産するワイン。
生産方式は、テタンジェ本体と同じく、シャンパーニュ方式。
しっかりと瓶内二次発酵をさせた、まさにカリフォルニアで造られたシャンパーニュ。
ルイ・ロデレールが造るカルテットや、モエ・エ・シャンドンが造るシャンドン・カリフォルニアも美味しいが、このカーネロスも好きなカリフォルニア・スパークリングである。
スパークリングに合わせて出されたのは、甘海老。
二人の皿に取り分けるのは私の役目。
スプーンとフォークを片手に持ち、彼女の皿に心を込めて盛り付ける。
「本当に上手。今夜の盛り付けもとっても綺麗」と言われると、嬉しくなる。
男とは本当に単純な生き物だと思う。
ところでこの甘海老、本当に甘くて最高に美味。
ワインをどんどん飲んでいると酔ってしまうので、パンもしっかりお腹に入れておく。
でも美味しいからと言って食べすぎは厳禁。
田原シェフの美味い料理が入らなくなってしまう。
ドレッシングがとても美味いので、バルサミコに何を加えているのかシェフに尋ねる。
隠し味を当ててみて下さいとのことだったので、「う~ん、アンチョビかな、いやこれは魚醤だ」と私。
多くの人がチャレンジしているが、当てたのは私が二人目とのこと。
彼女の前でちょっと誇らしげな気分になる。
彼女は興味津々、結局二本を食べ比べすることにする。
右手前がパロマ産のプロシュート、左奥がスペイン産のハモンセラーノ。
こうして食べ比べてみると、味の違いが良く分かって面白い。
たっぷりと載せられた自家製ベーコンと、生のマッシュルームが美味しさを盛り立てる。
ベーコンの熱い脂でほうれん草が茹でたように新鮮味を失うのが普通だが、ヴォリューム感を失わないようにある工夫がされているそうだ。
工夫の内容は教えてもらったが、企業秘密なのでここでは書かないことにする。
何時も飛び切りの笑顔で迎えてくれるのが嬉しい。
今夜もお世話になります。
赤坂の『あじる亭カリフォルニア』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。