今夜は友人たちと錦糸町の気軽なお店で飲み会。 案内のメールを見て首を傾げた。 お店の名前が変なのだ。 『ベルサイユの薔薇』でもなく、『紅の豚』でもない。 『ベルサイユの豚』なのだ。 案内を信じて店に行きエレベーターを降りると、この絵が迎えてくれる。 ルイ王朝時代の貴婦人の膝には、犬ではなく豚が描かれている。 これは本当に豚料理の専門店のようだ。 どんな料理が出されるのか楽しみだ。 でも、豚を食べるときに豚の像を見ながらというのは、あまり好みではない。 銀座の有名なすき焼きのお店では、「今夜食べるのはこの牛です」と遺影を見せてくれるところがあるが、私は何時も断っている。 この像はお店のコンセプトなのだろうが、微妙なインテリアである。 何と、ビアグラスにも店の名前、『ベルサイユの豚』が入っている。 今夜は飲み放題のコースなのだそうだ。 でも、このメンバーだと飲み放題のお酒で満足するはずがない。 結局別料金でワインを注文し、高い支払いになってしまうのだ。 皿にも店の名前と豚の絵が描かれている。 クラッカーと軽くトーストしたパンに載せて食べる。 これはワインに合う。 早くワインを注文することにしよう。 爽快な辛口。 なかなか美味い。 中身を聞いてみると、プロセッコなのだそうだ。 良心的な飲み放題ワインに感謝。 粉チーズがたっぷりとかけられている。 チーズが大好きな私には嬉しい料理の数々だが、苦手な人にはちょっとキツイお任せ料理かもしれない。 飲んだ感じは、ランブルスコ。 お店の方に聞いてみたが、ランブルスコではないとのこと。 でも、美味しければそれで良いのです。 友人たちと過ごす、錦糸町の『ベルサイユの豚』の楽しい夜はまだまだ続きます。
店内に進むと、部屋の中央に二匹の豚の像が向かい合って置かれている。
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今夜は友人たちと、ベルサイユの豚、錦糸町
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