友人達と過ごす錦糸町の『ベルサイユの豚』での楽しい夜の続き。
飲み放題コースを頼んでいるのだが、生ビール、スパークリングの白、赤を飲んだ後は早速飲み放題メニュー外のボトルワインを注文。
選んだワインは、チリのヴィニェードス・エラスリス・オベリエが造る、パヌール・シャルドネ、2014年。
このワイナリーは1992年設立と比較的新しいが、コルチャグア・ヴァレー等に広大なぶどう畑を有し、輸出中心に生産量を伸ばしている。
フルーティーで、フレッシュ感のある爽快な味わいのシャルドネ。
ぶどうは有機栽培されており、発酵に樽は用いず、ステンレス・タンクが使用されている。
この自然な果実味は、ステンレス・タンク発酵のお蔭である。
でも、こんな料理で気軽なワインを飲むのもなかなか楽しい。
特に仲の良い友人たちとの飲み会となると、ワインや料理について小難しいことは言いたくない。
酸味の効いた粒マスタードとの相性が良い。
そこで、二本目のボトルを注文。
アルゼンチン、メンドーサのヴェレンティン・ビアンキが造る、エルサ・ビアンキ、マルベック、2014年。
イタリア移民のヴァレンティン・ビアンキ氏が1928年に設立したワイナリーで、ベスト・ヴァリュー・ワインに三度も選ばれている。
マルベックらしく色合いは濃いが、黒ワインと言われるほどではない。
低価格のワインだが、ボディは結構しっかりしている。
チャコールや炒ったコーヒー、そしてチョコレートのニュアンスも感じる。
標高760mの高地にある自社単独畑のぶどうを用いており、ぶどうは手摘み。
選果も手で二度行うという丁寧な造りでこの価格とは素晴らしい。
マルベックに良く合って美味い。
友人たちも、ワインの選択が良いと評価は上々。
マルベックを飲んだので、ぶどうの選択に気を遣う。
オーストラリアのウインガーラ・ワイン・グループが造る、ロンズデイル・リッジ、シラーズ、2013年。
このワインも初めて飲むもの。
ウインガーラ・ワイン・グループはこのロンズデイル・リッジ・シリーズと、もう少し高級なクラッカージャック・シリーズの二種類をリリースしているようだ。
色合いは少し薄くて心配したが、プラムやブラックベリーの香りを持ち、果実味もタンニンもバランスが良く、ほっと一息。
これもなかなかのコスパワインである。
飲み放題のビール、白のスパークリング、赤のスパークリングをたっぷりと飲んだ後の三本のボトル。
今夜も結構飲んでしまった。
〆はピッツァ。
やはり若者向けのお店だ。
でも美味いので、しっかりと食べてしまった。
友人たちと過ごす錦糸町の『ベルサイユの豚』での楽しい夜でした。