最近話題になっているフラテッリのシャルドネ、2013年。
4種類のボトルを購入し、これが最後の一本。
残念ながら今までの三本は、お世辞にも美味しいとは言えなかった。
インドのワインといえばスラとグローヴァーの品質が頭抜けており価格もインドでは高価だが、フラテッリの価格はこれらの高品質ワインと同じレベルなのだ。
しかもトスカーナワインに魅せられたお金持ちがトスカーナから醸造家を招いて造り始めたワインと聞いいたので、飲んでみたいと思ったのだ。
このシャルドネには、コンクールで賞を取った証のシールが2枚も貼られている。
これで美味しくなければ、コンクールの評価がいい加減なのか、コンクールに出したワインと市販されているワインの中身が異なる(中国ではよくある話)かだ。
裏のエチケットには、このワインがいかに高品質のものか書かれている。
このワイナリーは、トスカーナ滞在中に飲んだワインの美味しさに惚れ込んだ実業家のカビル・セクリ氏が、トスカーナの醸造家、ピエロ・マージ氏をコンサルに招聘して設立したもの。
今まで飲んだ赤ワイン三種類は期待外れだったが、この白ワインはどうだろうか。
良く冷やしているので、臭い還元臭は抑えられている。
それなりに熟成感、果実味があり、今まで飲んだ4種類の中では一番出来が良いようだ。
中国産のワインよりは良いことは間違いないが、この値段ならもっと美味しいワインは世界中にいくらでもある。
やはりインド・ワインを飲むときは、スラかグローヴァーにしよう。
今夜はちょっと残念なお家ワインでした。