渋谷の『山城屋分店』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
白ワインのボトルを飲み干すと、赤ワインを選ぶためにワイン・リストを開く。
「今夜はネッビオーロを飲みたい」と彼女。
そこで和食ということを考慮し、バルバレスコを選ぶことにする。
メニューにある二種類のボトルを見せてくれるように頼むと、しばらくして「済みませんが今夜はこれしかありません」と全く別のバルバレスコが届いた。
ピアッツォが造る、バルバレスコ、2010年。
初めてのブランドだが、テイスティングすると、しっかりとしたボディを持つ綺麗なバルバレスコ。
今夜のワインは、白も赤も料理との相性が良く、良い選択となった。
96%ズワイ蟹コロッケ、炭塩添え。
これは美味い。
でも、96%の意味は聞き忘れた。
同じビルの上の階に入っている『山城屋庄蔵』の料理も取り寄せることにする。
鮟鱇一口鍋、ココナッツの餡、俵白菜、焼き葱、焼き豆腐、切子冬菇。
和食なのだが、ココナッツの餡が使われており、ネッビオーロにも良く合う。
『山城屋庄蔵』から取り寄せたもう一品も届く。
紅葉肉の造り、ラフランスの妻、6か月の大蒜醤油。
蝦夷鹿のタタキを大蒜醤油で食べると、最高に美味。
和食だからと思い全て二皿注文したので、もうお腹がいっぱい。
ここには食後のコーヒーは無いので、場所を変えることにする。
向かった先は、『リビング・ルーム・カフェ&ダイニング』。
ワインやスピリッツ、ソフトドリンクも楽しむことが出来、ライヴ演奏もある。
ここではプレミアム・ワインをバイ・ザ・グラスで飲むことができる。
オーパス・ワン、スタッグス・リープ、シャトー・タルボ、ダルマイヤック、マルゴー・デュ・シャトー・マルゴー、等々だが、グラス1杯の価格がとても高い。
私たちはたっぷり飲み食いしているので、デザートを選択。
私は、チョコレートブラウニー。
彼女は、チョコレートチーズケーキ。
一口食べさせてもらったが、なかなか美味しい。
そしてたっぷりのコーヒー。
ワインを飲んだ後のコーヒーは美味い。
気が付くと、夜もかなり遅くなっている。
今夜は何時もとは違った趣向のお店で楽しかった。
彼女と過ごす渋谷の夜は素敵に更けていきました。