彼女と過ごす、有楽町の『マンゴツリー・カフェ』での楽しいランチの続き。
松本店長に頼んで取り寄せてもらったワインを抜栓。
イタリア、ピエモンテ州の、ナターレ・ヴェルガが造る、バローロ、2012年。
「バローロを取り寄せてくれたのね。ありがとう。バローロ、大好き」
「喜んでくれて嬉しいよ。僕はバローロも君も大好きだよ」
ナターレ・ヴェルガは1895年創業の家族経営のワイナリーで、現当主は4代目。
強い果実味と豊かなタンニン。
アルコール度数は14.5%もあるが、果実味があるのでアルコール・アタックは感じない。
1年以上のスチールタンク熟成と、2年以上の樽熟成を経てリリースされている。
バローロの味がわからなくなるといけないので、辛くない料理を注文。
ポーピアトード、タイ揚げ春巻き。
これは彼女の好物。
ガイトート、鶏のから揚げ。
これは予想外に美味しい。
私のご飯ものはムーガパオ、豚挽き肉のバジル炒めご飯。
半熟の目玉焼きを潰して食べると美味しい。
彼女は、ゲーンキャオワンクン、海老のグリーンミルクカレー。
それほど辛くないので、バローロを飲みながらでも大丈夫とのこと。
タイ料理のあとのデザートは、人気のクレープ。
『パーラ銀座』はお酒とクレープのマリアージュの素敵なお店。
今日もお店の前には長い列。
映画の時間を気にしながら列に並ぶ。
中では女性が一人で大奮闘。
全く休みなくクレープを焼き、生クリームを塗り、苺や栗をトッピング。
もう一人の男性は、洗い物と会計担当で比較的暇そう。
彼女も私も和栗のモンブランを選ぶ。
中には和栗のクリームと栗のトッピングがたっぷり。
リキュールの香りが素晴らしく、悶絶の美味しさ。
クレープを食べ終えると、日劇で映画鑑賞。
封切したばかりの、「パッセンジャー」。
上映館は、最上階の大きなスクリーン。
食べてばかりだが、映画にポップコーンは欠かせない。
今日のポップコーンは、北海道バター醤油味。
予約しておいた中央の席に着き、飲み物をセット。
今日はホットコーヒー。
画面は何かの予告編。
映画が終わり有楽町マリオンを出ると、外には夜の帳が下りている。
東急プラザ銀座もソニービルも明るく輝く。
天賞堂銀座本店の天使は、今日も裸だが元気そう。
ビルの陰から、いったい何を見ているのだろう。
彼女と過ごす、有楽町、銀座での楽しい一日でした。