小倉には、よく顔を出す店が数軒ある。
イタリアンの『アトル』は、その中でも好きな店の一つだ。
この緩やかな階段を登れば、暖かい空間が迎えてくれる。
外は寒いが、やはり最初は冷えた白を飲みたい。
選んだワインは、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州でテレザ・ライツが造る、レ・マルスーレ、ピノ・グリージョ。
テレザ・ライツは、グラッパで有名なアクアヴィーテ社のトゾリーニ社長が著名醸造家、ジャコモ・タキス氏のアドヴァイスを得て始めたワイナリー。
高級ワインのテレザ・ライツ・シリーズに加え、コスト・パフォーマンス抜群のレ・マルスーレを生産している。
少しグリーンがかった色合い。
フルーティな香りに、フレッシュで果実味豊かな味わい。
スターターとして美味しく嬉しいワインである。
目の前で切り取ってくれる生ハムは、脂がのって美味い。
フォークではなく、手で摘んで食べることにする。
ここでは、エクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイルにパルミジャーノを入れてパンに付ける。
さて、美味いワインと料理の続きは、また明日。