二月のこと、広尾のお気に入りのイタリアンで彼女と待ち合わせ。
待ち合わせ場所は、最近の”何時ものイタリアン”、『トラットリア・ミケランジェロ』。
今夜も外階段から入店するのではなく、一階の姉妹店、『カフェ・ミケランジェロ』から内階段で地下のお店に下りることにする。
今の時期は寒いので無理だが、春からはテラス席ができ、パリのお店のような素敵な雰囲気になる。
内階段を下り、『トラットリア・ミケランジェロ』に向かう。
今夜も一番奥のテーブルに案内される。
何時もは遅れてくる彼女だが、何故かここに来る時だけは私より早くお店に来ている。
そこで今夜は待ち合わせ時間よりだいぶ早くお店に来たので、私が一番乗り。
と思ったら、席に着くとほぼ同時に彼女も到着。
すぐにアペリティーヴォが注がれ、彼女と乾杯。
今夜のアペリティーヴォは、カクテル・ミケランジェロ、白ワインをベースに、オレンジ、ライム、レモンが加えられている。
爽やかな辛口のカクテルだ。
今夜の料理のテーマは、プーリア州。
最初のアンティパストは、パンツェロッティ。
揚げ餃子のような料理だ。
皮の中には、トマトソース、モッツアレラチーズ、バジル。
第二のアンティパストは、タコとセロリのサラダ。
昨年旅したクロアチアのドゥブロヴニクでもタコサラダをいっぱい食べたねと、彼女と話が弾む。
ドゥブロヴニクはアドリア海を挟んだプーリアの対岸なのだ。
タコとセロリは良く合って美味い。
フォカッチャが届く。
ここのフォカッチャは美味しいので、前回もお代わりをした。
白ワインは、プーリアのマスカ・デル・タッコが造る、ルエッタ・フィアーノ、2018年。
ライムの香り、オレンジピールのニュアンス、凝縮感ある果実味を持つ、綺麗な辛口。
南のプーリアではなく、北のフリウリ辺りの白ワインのイメージ。
ぶどうはフィアーノ100%。
第三のアンティパストが届く。
あれ、何だか物足りないような。
ブッラータが届く。
二人とも大好きなので、嬉しいアンティパスト。
「ミラノのモンテ・ナポレオーネ通りのお店で食べたブッラータが美味しかったわね。また行きたいわ」と彼女。
ブッラータを二つに切り分け、二人の皿に盛る。
ブッラータとフィアーノは相性が良く、ワインがどんどん進む。
広尾のイタリアン、『トラットリア・ミケランジェロ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。